「よう実」こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」の2年生編8巻のネタバレ・感想をしていきます。
8巻ではついに修学旅行編がスタートします。
修学旅行先は北海道であり、旅行先では綾小路と櫛田、あとは龍園などが一緒に行動をすることになっています。
龍園が一緒のグループとか絶対に波乱が起きますよね。
堀北のクラスも順調にクラスポイントを重ねてBクラスまで昇格していますし、8巻も目が離せない展開となりそうです!
今記事では、「よう実2年生編8巻」の修学旅行編をネタバレ有りで感想と解説をしていきます。なのでまだ原作を読んでいない人は注意して下さい。
前巻7巻のネタバレ⇒2年生編7巻ネタバレ・感想!ホワイトルーム生と決着!
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【よう実】2年生編8巻ネタバレ・感想!
ここからは「ようこそ実力至上主義の教室へ」2年生編8巻の内容を簡単にネタバレをしていきます。
かなり衝撃的な展開となっているので、ネタバレが嫌な方は読むのをおすすめしません。
それでも良い方のみ読み進めてみて下さい。
修学旅行について
11月も下旬となり、ついに2年生は修学旅行の日が近づいてきました。
まずは修学旅行についてまとめます。
修学旅行の行先は北海道であり、4泊5日のスケジュールとなっています。
修学旅行のスケジュール1日目:北海道のスキー場にてスキー講習
2日目:終日自由行動
3日目:札幌市中心街にて観光スポット巡り
4日目:終日自由行動(※条件あり)
5日目:帰路
修学旅行では、クラスポイントを争うような特別試験は存在しません。
ただ今回の修学旅行は、各クラス男女1名ずつを合わせた8名のグループで行動をします。
グループの結成は学校側が事前に決めることになっており、他クラスとの交友関係を築くことを目的としています。
基本的に常にグループで行動することになっており、旅館でも同じ部屋で寝泊まることになっています。
須藤の決意
修学旅行前、須藤は綾小路の家に訪ね、ある決意を綾小路に話します。
「俺は――修学旅行で鈴音に正式に告白をする。真剣に俺と付き合ってくれって」
須藤は体育祭以降、小野寺との距離も近くなっていることから色々と迷っているようでした。ただやはり堀北のことが好きという事実は変えられず、この修学旅行をきっかけに告白するという結論を導き出しました。
そして須藤は綾小路にその決意を見届けてほしいと頼み、綾小路は須藤のその申し出を受けました。
修学旅行1日目
修学旅行での綾小路のグループは8名です。
Bクラス:綾小路清隆、櫛田桔梗
Cクラス:龍園翔、西野武子
Dクラス:渡辺紀仁、網倉麻子
綾小路にとって、櫛田と龍園以外とあまり話したこともない生徒ばかりでした。
さらにグループ内では、櫛田が上手く全員をまとめるも龍園と鬼頭の仲が悪く常に意見が対立していました。
そして1日目のスキーでは、龍園、鬼頭、西野、櫛田の4人は中級者以上の実力がありましたが、残りの4人は綾小路も含め全員が初心者でした。
そのため初心者の4人は研修を受けたのち、初心者用のコースに行くことになります。
ただ綾小路は最初の研修を受けた後、龍園たちがいる上級者のコースへと行きます。
「おい綾小路。テメェはあっちの初心者用コースだろ、こっちは上級者用だ」
「いや、まぁいいんだ。何となくチャレンジしてみようと思ってる」
そして綾小路は初めてスキーをしたのにもかかわらず、いとも簡単に上級者用のコースを滑りました。
さすが綾小路!何でもできますね…
1日目の夜
スキーを終えた後、綾小路のグループは旅館に入ります。
そして食事を終え、風呂も済ませた後、グループ全員が男子の部屋に集まり、明日の自由行動の予定を決めることにします。
「そんなことより、まず先に1つ取り決めしておくことがあるのを忘れてたぜ。おまえら野郎と肩を並べて寝る気はサラサラ無いが、それでも限られたスペースじゃそうも言ってられないからな。俺はここで寝る」
そう言った龍園は明日の予定を決める前に、誰にも邪魔されない理想な位置にある寝床を確保しようとしました。
ただこの龍園の言葉に鬼頭が反発します。
「公平性に欠けるやり方を認めたりはしない。しかも今話し合うことでもない。そんなことも分からないのか」
「知らねぇよ。テメェにそんな拒否権を許した覚えはないんだがな」
龍園と鬼頭は一歩も引くこともなく対立します。
そして二人は寝床を賭けて勝負することになりますが、当然暴力の勝負はなしということになります。
「修学旅行つったら、やっぱりコレしかないよなぁ?」
そう言った龍園の手には枕が握られていました。
綾小路は何をするのか分からず、首をかしげます。
「じゃ、じゃあ私が審判するね?多分、公平にこういうの見たほうがいいだろうし」
と櫛田が率先して審判をすることになります。
そしてここからは龍園と鬼頭の『枕投げ合戦』が始まるのでした。
ここの龍園と鬼頭の勝負は面白かったですね!
あと綾小路は「枕投げ」の存在を知らなかったので、かなり驚いていたのも新鮮でした。
枕投げの決着ですが、最終的には鬼頭が持っていた時に枕が破けてしまったことで龍園が勝利することになります。
枕投げが終わった後、ついに明日の自由行動を決めることになり、全員で話し合った結果、明日もスキーをすることが決まります。
修学旅行2日目
修学旅行2日目の朝、朝食を済ませた後、綾小路達はスキー場へと向かいます。
「よお、鬼頭。おまえ昨日の枕投げじゃ消化不良だろ?今日は俺と勝負しようぜ」
「愚か者が。自ら死地に飛び込むつもりか?後悔したいのなら止めはしない」
そして龍園は鬼頭にスキーの勝負を申し込み、どちらが先に滑り終えるかのタイムアタックの勝負をすることになりました。
スキー場に着いた二人は、上級者コースで綾小路と櫛田が審判をしながら勝負が開始されました。
「――――スタート!」
龍園と鬼頭はほぼ同時に好スタートを切り、そのまま順調に滑り出していきます。
そして櫛田と綾小路も2人に続き、龍園と鬼頭の戦いを見守ることにしました。
ほぼ互角の勝負を繰り広げていた二人は、コース中盤を過ぎても決着が着くことが様子はありません。
ただ徐々に横幅の距離が迫ってきており、衝突してしまうほどのリスクが出てきます。
「死ねよ鬼頭!」
「消えろ龍園!」
そんな声が漏れたのを察知した綾小路は、2人の僅かな隙間に強引に体を割り込ませます。
そして龍園と鬼頭は足を止め、鬼頭は綾小路に近づきます。
「何故邪魔をした」
「危ないと判断したからだ。熱くなりすぎて、スキー以外の部分で勝とうとしただろ」
鬼頭は綾小路の言葉に不満を抱くも納得し、龍園を睨みつけて滑り去っていきます。
「テメェ本当に初心者なんだろうな?吹かしやがったのか?」
「吹かす?いや、スキーをしたのは昨日が初めてだ」
龍園は綾小路の言葉を信じる様子はなく、つばを吐き捨てて1人リフトへと向かいました。
こうして龍園と鬼頭の勝負は引き分けという形となり終わります。
2日目の夜
スキーを終えて旅館に戻り大浴場を堪能した後、綾小路は須藤と一緒に居ました。
「っし――――覚悟は…決まったぜ綾小路」
2日目の夜、須藤はついに堀北に告白をすることを決めていました。
そして須藤は堀北に電話をして、人気のない場所へと呼び出します。
綾小路は須藤の告白を見届けるために、死角となる場所で待機をします。
ほどなくして堀北が到着し、須藤は告白をする前に堀北と少し話をします。
「なあ鈴音。俺は…変われているか?お前と出会った頃と今の俺に、どれだけの違いがあるのか…気になってよ」
須藤は告白までの勇気が溜まるまでの間繋ぎで堀北に話を掛けます。
「そうね。客観的にみれば、あなたは誰よりも大きく変わっているわ。それも悪いほうではなく良い方にね。傍で長い間見てきたんだもの、他でもない私が保証するわ」
堀北は須藤のことを本心から評価していました。
そしてしばらくした後、須藤は堀北の前に右手を差し出します。
「何?どういうこ――――」
「俺はおまえが好きだ!付き合ってくれ!」
須藤は大きな声で堀北に告白をします。
「もし付き合ってくれるなら、この右手を握り返してほしい!」
「ちょっと…それは、本気で…?」
須藤の想いが本物であると感じた堀北は、須藤の右手を見つめながら黙り込みます。
そして須藤は差し出した手が握られることに期待して、頭を下げ続けます。
「須藤君。私のような人間を好きになってくれてありがとう」
堀北は須藤に感謝を述べますが、須藤の右手を握り返すことはありませんでした。
「けれど、ごめんなさい。私は…あなたの想いに答えることは出来ない」
須藤はそのまま顔を上げることはなく、その理由をききます。
「正直に言うけれど、私はこれまで他人に恋をしたことがないの。今はまだその感覚もないし、どんなものなのか見当もつかない。私を好きだと言ってくれた須藤くんと付き合えば、あなたを好きになれる可能性もあるかも、そう思った。けれど…そういった誘発じゃなく、多分本能から誰かを好きになる瞬間を私は待っているのだと思う」
堀北は須藤に本心を告げ、その後須藤の右手を掴みます。
こうして須藤が堀北に告白という一大イベントは、見事玉砕するという結果となります。
修学旅行3日目
修学旅行3日目は、札幌の観光地をグループで巡ることになっています。
ただ学校側から一つ条件が出されており、あらかじめ決められた15か所の目的地の内、最低でも6か所のスポットをグループで巡るという条件が出されました。
各スポットでグループ全員の記念写真を撮ることで、1個所を巡ったことになります。
そして6か所のスポットを巡り切れなかったグループは、明日の自由行動がなくなり勉強会をすることになります。
またボーナスの特典もあり、各スポットに点数が付けられており、合計20点以上のスポットを巡った場合は3万プライベートポイントが与えられる得られる報酬があります。
ただしかし、点数の高いスポットを回るのは距離的に難しく、点数が与えられる条件も厳しくなっています。
「プライベートポイントが貰えるといっても3万だしな。折角観光地を巡るんだから、報酬のことは忘れて楽しむってのもありじゃないか?」
Dクラスの渡辺の提案にグループの全員が納得しつつも一人だけその提案には乗らない人物がいました。
「得点を取りに行く」
龍園はグループ全員と対立する意見を出します。
「目の前に落ちてる金を拾わない手はねぇだろ。おまえらは黙って従え」
「貴様の満足のために全員が従えと?」
龍園の意見に鬼頭が反発をします。
二人の意見は対立し、グループは方向性が決まらないまま時間だけが過ぎていきます。
ただここで綾小路が動きます。
綾小路は明日の自由時間を捨てて、龍園だけを取り残しグループ全員が自由に観光スポットを巡るという提案を出します。
「龍園くん、私たちはやっぱりプライベートポイントの獲得は狙わない。今日は皆で行きたい場所を話し合って、楽しい1日を過ごしたいと思っているから。もし従えないっていうなら、多分ここからバラバラで過ごすことになる。その後どうなるかは今綾小路くんが言った通りだよ。明日はみんなで仲良く1日勉強会かもね」
鬼頭もその案に乗り、龍園はその答えも求められます。
「余計なことをしてくれたな綾小路。旅行先まで来て勉強なんざ真っ平ごめんだからな。従ってやるよ」
龍園は引き下がり、グループは市街地のスポットを回ることになりました。
3日目の夜
夕食の後、櫛田は龍園を呼び出します。
「それで?わざわざ俺を呼び出して何を話そうってんだ?」
櫛田は過去に堀北を退学にさせる為に龍園と組んでいたことがあったので、櫛田はこれからの龍園との関係について話そうとしていました。
「おまえは鈴音を退学にしたくて悪魔に魂を売ったんだろ?当然それにはリスクが付きまとう。今更なかったことになんてできないんだぜ?」
櫛田は過去にやったクラスへの裏切りのことを龍園にバラされてしまうと危惧していました。
「どうする土下座でもして口外しないように頼むか?それとも、おまえが俺を排除して退学させるか?どっちでも難しそうだがな」
「私は…」
その瞬間―――物陰に隠れていた綾小路が登場します。
「悪いが龍園、櫛田の件では引いてもらう必要がある」
綾小路は新たな一歩を踏み出している櫛田を庇い、龍園に対して対抗をします。
「おまえは学年末試験で坂柳と戦う目的が達せられなくなる」
「あぁ?なんでそうなるのかわかんねぇな」
「オレがお前を望まない形で対処することになる」
「は、なんだよ、随分と久しぶりに見せてくれる顔じゃねぇか」
その後龍園は軽く手を挙げ、櫛田にこれ以上手は出さないと言います。
「俺はもう部屋へと戻らせてもらうぜ。じゃあな櫛田、精々残りの学生生活を楽しめよ」
龍園が櫛田の興味がなくなったのか、「桔梗」とは呼ばず「櫛田」と呼び、客室へと去っていきました。
「なんか、綾小路くんに助けられちゃったね。…ありがとう」
龍園を一発で黙らせる綾小路はカッコよいですね。
修学旅行4日目
4日目の朝、綾小路の下に「雪合戦」をやるとの報告が入ります。ちなみに雪合戦に勝った人は、1000プライベートポイントを得るという報酬付きです
そんな雪合戦を企画したのは平田であり、既に30人ほどの参加者がいました。
この機会に雪合戦をしないともう2度とやる機会は訪れないかもしれないと判断した綾小路は、平田に頼み雪合戦に参加することにします。
「話には聞いたけど、随分と集まっているのね」
そう綾小路に話しかけてきたのは堀北であり、なんと堀北も雪合戦に参加するとのことでした。
「だったら勝負よ堀北」
「…あなたもいたの伊吹さん。ほんと、どこからでも湧いて出てくるのわね。でもいいわ。所詮遊びだもの、望むなら相手してあげてもいいけれど」
そうして堀北と伊吹の「雪合戦」の勝負が始まることになります。
伊吹は雪を投げやすいように手袋を外して短期決戦の形を整え、堀北は避けることに専念します。
なかなか雪が当たらないことでイライラしてきた伊吹は、指先に冷たさを感じて焦り始めます。
「あなたも疲れがピークのようね、この辺で終わりにしましょう」
そして両者共に捨て身の1球を繰り出します。
堀北の雪球は握りこみが甘かった為空中で分解してしまい、伊吹の雪球は堀北の左腕の服に掠りました。
平田はこれ以上勝負が長引くのは避けるため、勝負の判断を下します。
「堀北さんヒット!伊吹さんの勝利!」
伊吹はガッツポーズをして喜び、満面の笑みを浮かべます。
「ほら負け犬!さっさと私に1000ポイント寄越しなさい!」
「非常に腹立たしいわね…。そんなに言わなくても渡すわよ」
伊吹は本当に良いキャラしてますよね。
4日目の夜
綾小路のグループの4日目の自由行動は、もう一回最後にスキーを堪能して終わります。
そして夜の8時を回ったところで、綾小路はある人物から呼び出しを受けていました。
「待たせたか?」
「そんなありません。わざわざ来ていただいてありがとうございます」
待っていたのは坂柳有栖でした。
坂柳は体育祭の時に接触してきた人物について綾小路に伝えることがあり呼び出したようです。
ただ坂柳はその人物について話す前に、その人物を知っている別の人物をこの場に呼び出していました。
「つまり2年生の中に、あの男と繋がりを持つ人物が存在すると?」
「綾小路くんの頭の中には候補者が出てこないかと思われますが、如何ですか?」
もちろん、綾小路にもそんな人物は思い当たる節はなく、その人物が来るのを待ちます。
そしてしばらくしてきた人物は、なんとDクラスの神崎でした。
「まずは綾小路くん。私と神崎くんの組み合わせを見てどう思いますか?」
「違和感しかない。これまで坂柳と神崎の絡みは見たことが無かったからな」
確かにこれまで、坂柳と神崎は一切交友を持ったことはありません。入学してからもほとんど話したこともないとのことです。
「あなたとこうして話すのは何年ぶりでしょうか?」
「さあな。誰かと介すことなくなら、少なくとも3年か4年は経っているはずだ」
実は神崎と坂柳の二人は、親同士の繋がりで過去に会ったことがあったようでした。
神崎は父は「神崎エンジニア」という企業の代表を務めており、坂柳の父は学校の理事長を務めています。
そのため、財界人という接点で坂柳と神崎はパーティーなどで過去に会ったことがありました。
そして坂柳は、神崎をこの場に呼び出した理由を話します。
「あなたには、我が校に在籍する石上くんについて詳しく教えていただこうと思いまして」
「石上について…だと?」
神崎は何かと思い当たる節があったらしく、この場に呼び出された意味を悟ります。
ただ神崎は何故ここ綾小路がいるのかが分かりませんでした。
「まだ分かりませんか?あなたも綾小路という名前には深い思い入れがあるはず」
「どういう―――いや、まさか…」
神崎は全てを察し、綾小路の正体を知ることになります。
「綾小路…か。おまえがあの人の子供だったなんてな」
綾小路の父は財界人と強い繋がりあり、神崎はその子供が綾小路であると気付きます。
「俺の父が綾小路先生を慕っていて、パーティーでは何度か直接お会いさせていただいたことがある。もっとも、ちゃんと話したことが一度だけだがな」
そして坂柳は本題へと切り替え、石上について神崎にききます。
「ああ、あいつは綾小路先生に心酔しているようだからな。俺には易々話しかけに行く勇気もなかったが、石上は違った。いつの頃か、本当に積極的に声をかけていた」
そして神崎は石上について知っていることを話しますが、そこまで深いことは知らずただ天才であることは確かであるとのことでした。
「ありがとうございました神崎くん。ここから先、綾小路くんと二人で石上くんの対策を練ろうと思います」
神崎は石上とは関わる気はないのでそのまま退散することにします。
「また地下内に話そう綾小路。あの人のことについて色々と聞かせてもらいたいからな」
まさか神崎がそんな重要なポジションにいたとは思いませんでしたね。
石上との電話
神崎が去った後、坂柳は直接石上へと電話をすることにします。
事前に石上の連絡先を入手していた坂柳は、携帯をスピーカーに切り替え石上へと電話をします。
『そろそろ電話が来る頃かと思っていた。坂柳』
数コールもしないうちに電話に出た石上は、まるで坂柳から電話が掛かってくることを予見しているかのように喋ります。
そして坂柳はさっそく本題を石上へと尋ねます。
「今後、あなたが綾小路くんの前に立ち塞がるのか否か、それだけ認識しておかなければならないと思いましたので」
『なら聞くが、立ち塞がったとしたらどうするつもりだ?』
「綾小路くんが私でない者に敗れるとは思っていませんが、横槍を入れられるのは不愉快ですし。介入してくるつもりなら私があなたを止めるかもしれません」
その答えに対して石上は、綾小路と敵対するつもりはないと答えます。
『この学校で綾小路を消す可能性は今のところ無いと考えてもらって結構だ』
「今のところ、ですか。気にかかる言葉ですね」
『万が一、綾小路先生から排除するように指示が与えられればそうする。それだけだ』
随分と綾小路の父に心酔している石上ですが、元々この学校は綾小路の父から推薦を受けてきただけのようです。それ以外には何も指示はなく学校生活を楽しんでいるだけでした。
そして通話はここで終了します。
「やはり彼でしたね。元々正体を隠す気もそれほどなかったようですが」
「そうみたいだな。学校生活を満喫するためにこの学校に来たのなら、オレとしても今後関わっていくつもりはない」
そう綾小路と坂柳が話していた時、第三者が慌てて綾小路に声をかけてきます。
「あ、綾小路くん!あの帆波ちゃんを見なかった?」
それは同じグループのDクラスの網倉です。
網倉は一之瀬の姿が見えないことが心配で探し回っていたようでした。
「話の続きはまた今度に致しましょう。どうぞ一之瀬さんの捜索をなさってください。綾小路くんにとって、今はまだ一之瀬さんの存在は欠かせないものでしょうから」
綾小路は「悪いな」と言い、一之瀬を捜索することにしました。
修学旅行最終日の深夜の
門限である午後9時に迫る中、綾小路は雪が降っている外へといました。
そして暗闇の中、高台に到着してそこにいる人物に話しかけます。
「隣、いいか?」
「え――あ、綾小路、くんっ!?」
一之瀬は突然現れた綾小路に驚きます。
そして綾小路は一之瀬の隣にいき、「何を考えていた?」と野暮なことを聞きますが、それに対して一之瀬はすぐには答えず「一人にしてほしい」と綾小路と距離を置こうとします。
ただ綾小路はその場から離れず、一之瀬の近くにずっといることにしました。
「私のやり方じゃ…もう、どのクラスにも勝てない。そんなこと考えてた。」
一之瀬は現在のクラスの状況を考えて、自分の力不足に心が折れかかっていました。
「悔しい…悔しいなぁ…」
一之瀬の目からは涙が溢れ、震える声でその悔しさを語ります。
綾小路は、本来であればまだ一之瀬を助けるつもりはありませんでしたが、このままだと計画に支障が出てしまうと判断します。
そして綾小路は一之瀬との距離を詰め、一之瀬を背中から腕を伸ばします。
「っ⁉あ、綾小路、くんっ⁉」
「辛いときは泣けばいい。苦しい時は助けを求めていい。誰にでも弱い部分はある」
そして一之瀬は綾小路に身を委ね、雪の降る夜景を見つめながら、二人は肩を寄せ合いました。
最後は一之瀬エンドでした。
いや~綾小路はイケメン過ぎますね!
【よう実】2年生編8巻ネタバレ・感想:まとめ
以上、よう実2年生編8巻のネタバレ・感想でした。
8巻では特別試験がなく、普通に修学旅行を楽しんだ日常回でもありましたね。
カットしていますが、綾小路と同じグループだったDクラスの渡辺やAクラスの山村、Cクラスの姫野なんかも登場も目立っていました。
普段は話さないようなキャラに日が当たっていたのは良かったですね。
また今まで深く描かれてなかったAクラスの鬼頭なんかについても夢や人物像が良く描かれていました!
今後の伏線として石上が登場してきたので、これからのよう実がもっと楽しみになりましたね。
あと一之瀬が今後どうなっていくのか非常に気になります!
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【よう実】キャラクターまとめ
堀北クラス
一之瀬クラス
柴田 颯 | ||
姫野 ユキ |
龍園クラス
石崎 大地 | 金田 悟 | 山田 アルベルト |
時任 裕也 | 真鍋 志保 |
坂柳クラス
鬼頭 隼 | 山村 美紀 |
3年生
朝比奈 なずな | ||
桐山 生叶 |
1年生
卒業生
先生
坂上 数馬 | 星野宮 知恵 | |
真嶋 智也 |