「よう実」こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」の原作2年生編4.5巻のネタバレ・感想をしていきます!
無人島サバイバル試験を終えた豪華客船での1週間の休暇を満喫する夏休み編!サバイバル試験での一之瀬の告白の結果や南雲の動きに注目です!!
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【よう実】2年生編4.5巻ネタバレ・感想!
では「ようこそ実力至上主義の教室へ」2年生編4.5巻のネタバレを簡単ですがしていきます。
夏休みの開幕と試験結果
無人島試験が終了し、全生徒たちは7日間、豪華客船での夏休みを過ごすこととなりました!
そしてその前に無人島サバイバル試験の結果を踏まえたクラスポイントの発表がありました。
クラス | クラスポイント |
坂柳率いるAクラス | 1206ポイント |
一之瀬率いるBクラス | 578ポイント |
堀北率いるCクラス | 571ポイント |
龍園率いるDクラス | 551ポイント |
高円寺の活躍もあり、堀北率いるDクラスはCクラスへと昇格しましたが、B、C、Dクラスと共にポイントはかなり僅差ともなりました。
夏休み1日目
かなり過酷だったサバイバル試験後の1日目は皆休日に充てるものが多い中、試験結果の概要が発表されるとのこともあり、綾小路の下にDクラスの石崎が訪ねてきて一緒に試験結果を見に行くことになります。
ただ発表されていた場所は多くの学生が集っており、二人は見ることが出来ませんでした。ただ綾小路はここである違和感に気づきます。
それは3年生の生徒から視線を感じるというものでした!
ただ視線を感じるだけで、具体的には話してきたりはしませんが、おそらくは南雲による指示で綾小路は見張られているのだと気づきます。これは注目を嫌う綾小路にとってかなり痛い作戦でもありました。
石崎とは試験結果が見なかったので、共に昼食を取ることになります。
「前にも言ったかもしんねーけど、別にお前をウチのクラスに引き抜きたいから、こんな風に誘っているわけじゃないぜ?ダチとして気に入ったからなんだぜ?」
なんの悪ブレもない石崎に対して、綾小路も悪い気はしなく一緒に飯を食べることとなりました。
小宮のお見舞い
昼食後、綾小路は石崎と別れ自室に戻ると、池が綾小路を待っていました!
「実は今から小宮のところにお見舞いに行こうと思っててさ、おまえもどうかなって?」
1人で行きづらそうにしている池に綾小路は「どうして?」と池に訊きます。
「どうしてって…その、さ。俺…篠原と付き合うことになったんだ。試験が終わったら船に戻る途中で、2人きりになるタイミングがあって、そこで――」
池は篠原のことが好きだった小宮に抜け駆けしてフェアじゃないことをしてしまったと思っており、お見舞いで謝るつもりでした。そして綾小路はそのことを察し一緒にお見舞いへと行くこととします。
小宮の病室へ行くと、先客で龍園を含む数名の生徒が小宮と話していました。どうやら龍園は今回、小宮を突き飛ばした犯人を特定するようで小宮から話を聞いていたようです。
池と綾小路が小宮に尋ねてきたのを見ると、龍園達は「邪魔したな」と言い、去っていきます。
「龍園さん、やりすぎなきゃいいけど」
「犯人を半殺しにしそうだよな」
池と小宮は最初は雑談を交わしていましたが、ここで小宮から「ただお見舞いに来たわけじゃないだろ?」と迫られます。池は覚悟を決め――
「俺、篠原に告白した!」
しばらく続いた静寂の後、小宮は「そうか…」と小さく答えます。
「んだよ、しけたツラすんなよ。さつきがお前を選んだ、それだけのことだろ?」
「けど、もしお前が怪我しなかったら逆だったかも…」
「悪いけど、俺はそうは思ってない。さつきは前からお前のことが気になっていた。だから素直にオッケーした。早い者勝ちされたとは思ってねぇよ」
最後は「ありがとな、小宮」と池は言い、小宮は綾小路と話したいことがあるらしく二人を残して池は去っていきます。
小宮が綾小路と話したかったのは、龍園のことであり、犯人捜しをしている龍園を止めてほしいと頼みました。今回の怪我は自分のミスでもあるのとなんとなく嫌な予感がしているようです。
綾小路は了承はしませんが、出来るだけのことはやってみると言い医務室から去っていきました。
休日2日目
この日、綾小路はある人物からコンタクトのメールが届きます。それは3年の桐山であり、プールで会う約束をすることになります。
綾小路はプールへと向かい、桐山と会います。桐山の要件は『試験最終日に南雲に何をしたのか?』というものでした。
その質問に答える前に綾小路はあることを桐山に問います!
「当初は南雲を倒すために働いていたようですが、どの段階から戦うことを放棄…諦めたんですか?」
綾小路は、桐山が南雲の誰でもAクラスに上がれる権利を欲しているとみており、既に南雲に屈していると読んでいました。
「Aクラスで卒業するための切符を南雲から手渡され、あの男が作り上げるルールに従うことにした。――おまえが聞きたかったのはこういうことだろう?」
「では俺にどうしろと?」「最初に戻るだけだ。無人島であったことを話せ、まずはそれから解決策を探し出す」
Bクラスの姫野ユキ
桐山と別れた後、綾小路は偶然Bクラスの小橋夢と出会います。小橋は無人島試験にてグループとはぐれてしまった所を綾小路が助けた人物であり、小橋は綾小路にBクラスで行われる予定の「お疲れさまでした会」へと招待します。
断る気だった綾小路ですが、半ば無理やり参加させられることとなり、しかたなくその日の夜Bクラスの会へと参加します。
参加した綾小路の目の前には、Bクラスの女子が10人ほどもいた会で一之瀬も居た綾小路は居づらくて仕方ありませんでした。
会は女子のトークで盛り上がりを見せる中、綾小路は相槌を打つことしか出来なく、そんな中Bクラスの姫野ユキが「ちょといい」と言います。
「どうしたのユキちゃん?」
「いつもの頭痛。悪いけど部屋戻ってていい?マジだるい」
姫野は体調不良を訴え、会から出ていきました。そして綾小路もそのタイミングで抜け出します。
部屋を出た綾小路は、先ほど退出した姫野が部屋の方向ではなくデッキの方へ行くのを見かけ、気になった綾小路は姫野をつけていきます。
「何してるんだ?」
「は……?なに」
姫野はバツの悪そうな顔をして綾小路をにらみます。その後、綾小路は頭痛のことを訊きますが、姫野からはうざがられます。喋り方も乱暴となっており、いかにも近寄らせないような喋り方で綾小路を遠ざけようとします。
綾小路はそんな姫野を見て、姫野はBクラスの中でも意外な仲良しタイプの人間ではないということに気づきます。姫野はそんな仲良しBクラスをお人好しすぎであると思っていますが、自分だけそこに入らないのも違うと感じているようでした。
「私に言わせればクラスの連中がお人好しすぎなんだよ。ウチのクラスって大勢で集まって何かすすることが多いんだよね。ま、それ自体は別にいいんだけどさ、とにかく一回一回が長いっていうか、帰らないのが問題でさ」
そして綾小路と姫野は少し話ますが、結局綾小路は姫野からは嫌われる形で去っていくことになりました。
休日3日目
休日3日目、綾小路は何の予定もありませんでした。そして一人寂しく昼食を取ることにします。開放的な海を見渡せるデッキで食べようとしていましたが、人が多くさらには3年生の数も多いので監視の目がきつく、綾小路は人の少ない船尾へと足を運びました。
するとそこに予定外の人物が現れます。
「こんなところで一人寂しく昼食ですか?」
訪ねていたのは坂柳有栖であり、綾小路を追ってここまで来たようです。坂柳は少し綾小路とお話ししたいとのことで、話題は一之瀬のこととなります。
サバイバル試験最終日、一之瀬はグループを抜け出し、綾小路の下へと言ってしまったことについて坂柳に謝ったようです。坂柳は結果3位であったこともあり気にしていないようでしたが、一之瀬が納得しないようなので、坂柳は一之瀬とアフタヌーン・ティーとして話をすることとなりました。
坂柳は一之瀬が綾小路の下へと行っていたことも、一之瀬が綾小路に好意を持っていることも見抜いていました。
『特定の異性に対して特別な思いを抱くのは人間として本望ですから。しかし――傾倒し過ぎると痛いしっぺ返しを食らうかもしれません。その相手が綾小路くんであるなら、尚のこと』
そのような話があったことを坂柳は綾小路に告げます。
「でも、どうして俺にそんな話を?」
「今のお話は一之瀬さんに関することでしたが、今重要なのはそこではありません。この学校生活の中で、少しずつ綾小路くんのことを知る方たちが増えているということ。そして強い興味を抱かれているということです」
坂柳は綾小路が3年生からマークされていることも知っており、気を付けてほしいとの忠告をしにわざわざ出向いてくれたようです。
また綾小路はサバイバル試験にて龍園と交わした約束に関して訊きますが、坂柳は詳しいことは話さず、ただプライベートポイントでの取引ではないとのことと『その願いは近い将来彼自身の首を絞める』とだけ言いました。
そして坂柳は綾小路と話せて満足して去っていきます。
坂柳と天沢
綾小路と話した後、坂柳はある人物と会っていました。
「私、2年Aクラスの坂柳有栖と申します。以後お見知りおきを」
「坂柳…先輩…あたしに何か用ですかぁ?」
坂柳が会っていたのは1年Aクラスの天沢一夏でした。
「フフ、猿芝居は不要です。ホワイトルーム生だそうですね天沢さん。私のことも当然把握しているのではありませんか?」
「ふーんなるほどね。綾小路先輩が頼ったのは理事長の娘だったわけか。ホワイトルームのことを少しは知っているみたいだし、必然といえば必然かもね。それで?」
坂柳は綾小路が気に掛けるホワイトルーム生の実力が気になるらしく、今回は単なる顔合わせで天沢の元へと訪れました。
天沢は坂柳が天沢を見張らせていたことにも気づいており、坂柳に対しても「身体が不自由な相手でも遠慮しないでぶん殴れるけど大丈夫?」とまで言います。
「随分と短格的なのですね。所詮、ホワイトルーム生といっても綾小路くん以外は失敗作でしょうしね。過度な期待はしていませんが」
ここで初めて天沢は坂柳に対して興味を抱きます。
「覚えておいてあげるね、先輩のこと」
坂柳はその後その場を去り、見張らせていた神室と合流します。神室も「あの1年、ヤバそうね」と感覚的に感じていました。そして坂柳は天沢に対して見張りをつけるため携帯を出して一本電話をかけます。
『やはりクラスで頼りになるのは山村さん、あなただけのようです』
休日4日目
この日、綾小路は啓誠、明人、波瑠加、愛理の綾小路グループでプライベートプールを借りることとなっていました。
そこで一番驚いたのは、愛理のイメチェンです。愛理は昔のようなメガネにポニーテールの髪型ではなくアイドルの時のように眼鏡をはずし、髪も下げて現れました。愛理は恥ずかしそうにしてすぐにプールの中にへと逃げていきます。そんな中グループは楽しそうにプールを満喫します。
最後、綾小路は波瑠加に愛理について話をします。それは愛理が綾小路に対して好意を持っていることに関してです。綾小路は愛理の好意に気付いていながらもそれには応えないようにしていました。それは今の愛理に必要なのは恋人ではなく信頼できる友人だと思ったからです。そして――
「これから愛理は、ちょっとした精神的なショックを受ける。その時に波瑠加、おまえが誰よりも傍で励まして元気づけてあげてくれ」
葛城と時任
遊び終えた後、客室に戻った綾小路はルームメイトの宮本から近くのトイレで葛城とDクラスの時任が喧嘩をしているという情報を入手します。
時任とはクラスの中で龍園に対して不満を抱いている生徒です。喧嘩っぱやく結構おっかない生徒のようです。
綾小路は飲み物を買いに行くフリをしてその現場に足を運びますが、そこには誰も居なく代わりに椎名ひよりがいました。ひよりも噂を聞き駆けつけてきており先ほど場所を変えるようにしていたようでした。そして綾小路はひよりと共に葛城と時任の元へと行きます!
「葛城、おまえ本当に龍園なんかについてるのか?」
喧嘩の原因は葛城が龍園の下についていることが気に食わないというものでした。葛城自体は龍園の下についたわけではなくクラスのためを想って龍園に協力しているだけといいますが、時任は納得できないようです。
時任と葛城がもめている最中、ひよりはクラスの分析をし始めます。今後このように危険と隣り合わせである龍園のやり方は龍園がもし退学でいなくなった後、その受け皿になる人物が必要である。そしてその人物になりえるのは綾小路しかいないと分析し、ひよりは綾小路をDクラスへと誘います。
以前も石崎が半ば冗談で綾小路を誘っていましたが、今回は正式にひよりからのお誘いがきます。綾小路はその申し出をやんわりと断ります。
そして時任と葛城の言い合いも終わり時任は納得できないまま去っていきます。葛城は近くで聞いていた綾小路と話がしたいとのことでひよりを遠ざけて二人きりで話をすることとなりました。
「無人島試験中、龍園からお前について知っていることを全て聞かせてもらった」
綾小路は坂柳に言われたよう、徐々に綾小路に事を知る人物が増えていることはもはや防げないとまで思うようになります。そして最後、葛城からは「本気でおまえと戦えることを楽しみにしている」と言われ葛城は去っていきました。
軽井沢と佐藤
軽井沢は友人の佐藤と久しぶりに二人きりで会っていました。
その理由は、綾小路のことで2学期からは軽井沢と綾小路の関係を皆に報告しようと思っていることを告げるためでした。
佐藤はその事を聞き、「ありがと、最初に報告してくれて。嬉しかった」と言い、その後二人は久しぶりに楽しい時間を過ごすこととなりました。
堀北と伊吹
堀北は呼び出した相手を待ちながら、静かに海を眺めていました。
「他人を使って呼び出さないでくれる?あんたと仲がいいって勘違いされるでしょ」
呼び出した相手はDクラスの伊吹澪でした。気に食わない伊吹に堀北は本題を話します。それは無人島試験での天沢についてでした。堀北は今後天沢のことを調べていくようで、その事で伊吹にも何らかの被害が出るかもしれないことを先に謝っておこうとしていました。
「アレコレ考えるのはあんたの自由だけどさ、放っておくのが一番じゃないの」
伊吹は手合わせして気づいた天沢の実力を感じ、あまり深入りしないほうがいいと言います。ですが堀北は放っておくと良くない気がしてならないと思っており、特に綾小路に危害が及ぶのではないかと心配しているようでした。
ただ伊吹は綾小路なら1人で解決するだろうと言い切り、そこで堀北は伊吹が綾小路のことに関して何か知っているのではないかと気づきます。
堀北に詰められた伊吹は、綾小路のことで知っている龍園が起こした屋上での事件のことを堀北に話しました。
一之瀬の告白の行方
夕暮れの時間帯、綾小路は前もって決めていた一之瀬の告白の返事をするためこの日に日程を取っていました。
約束の場所で綾小路が待つ中、一之瀬が現れます。
最初から本題に入るわけにはいかないと思い綾小路と一之瀬は最初は軽い雑談を交わしていましたが、ここで思わぬ来客が訪れてきます!
「こんなところで帆波と二人で落ち合って何の話をしているんだ?」
それは3年Aクラスであり生徒会長の南雲雅でした!!思わぬ来客に一之瀬は動揺し、綾小路が口を挟もうとしましたが南雲がそれを手で制されます。
「まぁ何だっていいだけどな。ただ――生徒会の仲間である帆波が泣かされるかもしれないとなったら、生徒会長としても放っておくわけにはいかないだろ」
綾小路はその発言を聞き、南雲が何をしにここに来たのかを察します。
「まだ親しい人間にしか教えてないようだが、随分前から軽井沢と付き合ってるって話を耳にしたからな。そうだろ?綾小路」
その話を聞き、一之瀬はすぐには理解が出来ないでいました。
「本当…なの?」
綾小路はここで嘘を言うわけにはいかず素直に軽井沢と付き合っていることを認めます。
それを聞いた一之瀬は、明らかにショックしていることが見て取れました!!
南雲はあくまで生徒会長として一之瀬と綾小路が不自然な関係になっていそうだから一之瀬が悲しむ前に助けに来たと言い張ります。そして綾小路近づきーー
「俺のやり方をおまえがどう思おうと自由だ。けどな、まだ始まってもいないんだぜ」
「始まってもいない、ですか」
「100の真実に1の嘘を混ぜ込んでも誰も気づかない。取り返しがつかなくなる前に決断することだな。俺と戦いたくなったらその時はいつでも会いに来い。土下座の一つでもして見せたら、相手になってやるよ」
つまりは南雲との戦いを承諾しない限り、執拗な監視と嫌がらせが延々と続くということになります。そして南雲は「またな」と言い去っていきます。
残された一之瀬と綾小路は気まずい時間が流れることとなります。
「ごめん、何も知らなくて。勝手に舞い上がって勝手に、その、変なこと言って……」
「南雲が言っていたように、オレは周囲には何も話していなかった。知らないのは当然だ」
「そう、そうだよね?そうかもだけど…やっぱり私がバカだったかなって!ほ、ほら綾小路君、優しいし…凄く、素敵だし…彼女がいないわけない、よね…」
いつもは笑顔は絶やさない一之瀬でしたが、その瞳は涙であふれ初めていました。涙がこぼれないように懸命に平静を装いながら「ーーーさよなら」と言い残し一之瀬は走り去っていきます。
残された綾小路はただ無言で見送るしか出来ませんでした。
「南雲か。オレが思っていたよりもずっと厄介な相手を敵に回してしまったかもな」
休日5日目
残る休日もあと3日となり、その朝には学校から全生徒宛にメールが届きます。
『本日朝10時より宝探しゲームを開催します』
『宝探しゲーム』
- 自由参加で行われるボーナスゲーム
- 参加条件:男女問わず1名から可能で、参加費1万プライベートポイントが必要
- 詳しい説明は会場にて
- 説明を受けた後不参加の選択も可能
完全なるボーナスゲームであり、綾小路は会場へと足を運ぶことにします。
会場に入ると全生徒の半分ほどの人数が集まっていました。そして早速ゲームの概要について説明がされます。
『宝探しゲーム』ルール
- 二次元コードと呼ばれるQRコードのシールが全100枚船内に貼られている
- 携帯の専用アプリで読み取ることで報酬を得ることが出来る
- ただし読みこめる回数は1回だけ
- 1度使用されたコードは他の携帯で読み込んでも報酬は受け取れない
- 50枚が5000ポイント、30枚が1万ポイント、10枚が5万ポイント、5枚が10万ポイント、3枚が30万ポイント、1枚が50万ポイント、1枚が100万ポイント
- ペアを組むことが可能であり、ペアを組んだ状態でどちらかの携帯端末のコードを読み込めばその読み込んだポイントポイントずつペアに支払われる
綾小路はゲームに参加することを決めます。早速参加した綾小路の下に佐藤がペアを組みたいと訪ねてきます。軽井沢との件もあるので断ろうとする綾小路でしたが、
「恵ちゃんのこと気にしてる……?」
答えづらそうにしていた綾小路に佐藤は軽井沢と付き合っていることに関して察してくれます。ただ佐藤は単純に頼りになりそうだからという理由で綾小路に接触してきたようです。そして綾小路はそれを聞き佐藤とペアを組むこととなります。
『宝探しゲーム』が開始されて1時間、綾小路と佐藤は既にいくつかの二次元コードを見つけていました。ただどのコードが報酬がいいのか分からないため、コードを写真に収めストックしていきます。
龍園と七瀬
龍園は石崎を連れて一人の女子生徒に会いに行きます。
「七瀬翼だな?」
龍園は小宮を突き飛ばした犯人を探るために現場にいた七瀬に接触をはかります。ただ七瀬は龍園に臆することなく「何もお話しすることはございません」と貫きます。そこで龍園は七瀬が休暇中にしていることを話します。
「遊び惚けてる連中ばかりの中、終日1年Cクラスの倉知を見張ってるだろ?」
ここで初めて七瀬は目を見開いて動揺します。そして龍園は直接倉知と話をするため、七瀬を置いて倉知の元へと向かおうとした時、七瀬は「まずは二人で倉知と話させてほしい」と龍園に提案します。
そして場所を変え、七瀬は倉知の元へと向かい、倉知に無人島試験で気になっていた部分を指摘します。
「あなたが無人島試験の時に綾小路先輩を狙っていた理由を教えてください」
「は?な、何のことだよ」
七瀬は試験7日目の時、GPSサーチを使い、天沢の他にもう一人倉知が綾小路の近くに居たことを知っていました。現場には人を殴る棒もあったため、あの時綾小路の後ろで棒を持っていた犯人は倉知ということになります。
倉知は動揺し、大声をあげて否定します。七瀬は後ろに控える龍園の存在を伝え、倉知にあの時のことを話させようとします。
「……綾小路先輩を襲ったら金をやるって…そう言われて…」
倉知はある人物に綾小路を襲う『フリ』だけでもいいから襲えば金をやると言われたようです。七瀬はそのことを頼んだ人物を倉知に問い詰めます!
「…クラスメイトの宇都宮だよ…」
倉知はただ単につかわれていただけのようで、裏で宇都宮がいることが分かりました!それを知った龍園は早速宇都宮の元へ話をつけに行こうとしますが、七瀬に止められます!龍園はそれでも行こうとしますが、七瀬は龍園にある条件を出します。
「ずっと黙っていましたが、小宮先輩の事案の際に龍園先輩の知らない目撃者がいます。その方が誰なのか教えても構いません」
「誰だ」
「今は言えません。宇都宮君への接触を控えていただけたならお教えします」
龍園は七瀬の提案を受け、その場を去っていきます。
『宝探しゲーム』の結果
綾小路と佐藤は二次元コードをいくつか見つけましたが、結局ポイントの高そうなコードはソファーの下の見つかりにくそうな場所で見つけたコードのみでした。
そして時間もそこまでないので二人は見つけたコードを読み取ることにします。ですが期待していたコードは既に『受け取り済み』となっており、結局は佐藤が見つけたコードを読み取ります!
「あ!!…あ~」
読み取ったコードから出てきたポイントは10万ポイントでした!100万ポイントを期待していただけにやや肩透かしではありましたが、9万ポイントも得をしたと考えると参加して良かったと思える結果となりました。
ポイントを還元するため、二人はスタート地点へと戻り、受付で待つ堀北の元へと行きます。今回の試験は生徒会は参加不可であり、それぞれ事務作業をしています。
「参加費を除いて合計18万ポイント。上出来ね」
堀北はクラスのポイントが増えたことに安堵します。ここで綾小路は気になっていたクラスで一番ポイントを稼いだのは誰なのかを堀北に尋ねます!
「50万プライベートポイントを獲得したペアがいるわ。王さんと高円寺君よ」
高円寺がペアを組んでいることに驚きですが、高円寺は今後クラスのために協力しない協定を組んでしまったことが悔やまれます。
ただ堀北は高円寺をクラスに協力させようと諦めていませんでした。
教師たちの密会
ほとんど生徒が寝静まったであろう深夜1時過ぎ。大人だけが利用できるバーラウンジにて、教師である茶柱、星野宮、真嶋の3人が落ち合っていました。
「なんにせよ今回の無人島試験はホッとしたわよね。2年生が負けなくってさ」
星野宮は2杯目のグラスを傾かせながら、今回の無人島試験の振り返りをします。無人島試験で退学者を出さなかった2年生の努力と今までの試験でクラス内投票以外で退学者を出していない点において2年生は例年よりも優秀であると結論づけます。
ここで真嶋が次の特別試験について話を始めます。
「次の特別試験に関する概要が発表された。実施されるのは実に11年ぶりだ」
「11年って…私たちが29歳だからぁ…高校3年生の時以来ってこと?珍しいよねぇ、そんな古い特別試験が採用されるなんて」
次の特別試験は星野宮たちが体験したことのある特別試験の内容であるようです。そしてその特別試験は教師たちからすると特別な試験であったようで、特に茶柱と星野宮に関しては何かと因縁があるようでした。
「私たちの時は3年生の3学期だったっけ。あの日のことは忘れたことないなぁ。でさ、いつまで黙ってるつもり?何かコメントないの?」
星野宮は常に黙っていた茶柱に愚痴を言います。茶柱は黙ったままでしたが、1杯目を飲み終える前に「部屋に帰る」と言い出します。
星野宮はからのグラスをテーブルに叩きつけ――
「いつまでつまんない恋を追ってんのよ、あんたは!」
「…何を言っている」
「私たちが今幾つか分かってる?29よ?何年前の恋愛だっつーのよ!」
真嶋は飲みすぎている星野宮を押えます。ですが星野宮は止まりませんでした。
「高校3年生でずっと時を止めて、そのくせ歳だけはいっちょ前に重ねて。そんで今の子たちに勝手に重し乗せて…はぁ?バッカじゃないの?」
茶柱は星野宮の罵倒に何も言い返さず、無言のままこの場を去っていきます。
拍子抜けした星野宮はその場に腰を下ろしまた飲み続けます。そんな二人の過去を知っている真嶋は昔行われた特別試験のことを思い出します。
「お前たちの仲に決定的なものを生んだのは、この特別試験だったからな」
「紗枝ちゃんが正しい答えをしていれば、私たちはAクラスで卒業できたのよ?」
「やはりまだ恨んでるのか?」
「恨んでるの決まってるでしょ。失敗して今は、この学校で教師なんかしてる。本当だったらもっと煌びやかな世界に行けてたはずなのに」
二人はその後少しだけ飲み続け、深夜の密会は終わります。
休日6日目
残り僅かな休日ですが、堀北鈴音は楽しむわけではなく全く別なことをしていました。
それは無人島試験にて堀北にメモを残した人物を探すことでした。メモのヒントとしては字が綺麗だったこと以外にヒントはありません。そこで堀北は見覚えのある筆跡を確認するため、プライベートプールの予約ボードを見ることとします。
わざわざプライベートプールの予約を一人で取り、ボードをじっくりと見ますが、お目当ての筆跡は見当たりませんでした。そこで予約を待っていた1年生の石上京が「あの、まだ時間かかりますか?」と後ろから尋ねてきます。
堀北は名簿を見ることに集中して気づかず、とりあえずは先に石上に予約を取らせることにします。予約をした石上は堀北にボードを返すと、そこに書かれていたのはこれまでの中で一番近い筆跡であった石上の字でした!
「ごめんなさい、ちょっと待ってもらえないかしら」
堀北は予約をして去って行こうとする石上を呼びとどめます。堀北は石上に予約の時間がかぶってしまったことを口実に繋ぎとどめます。そして石上はもう一度名簿を見せてほしいと言います。
「もちろんよ。悪いわね」
「いえ構いませんよ堀北先輩」
自分の名前を知っていることに疑問を持った堀北ですが、石神はOAAで学力の高い2年生は覚えていると言います。
「良い記憶力ね。私もある程度学力の高い生徒のことは覚えてたつもりだったけれど、あなたのことは分からなかったわ石上くん」
この後は揉めることなく話し合いは円滑に終わり、予約は石上が時間を変更する形となりました。そこで最後に石上から堀北に質問が投げかけられます。
「呼び止めた時、学力の高い生徒のことを覚えているつもりだった、でも俺のことは分からなかったと言いましたよね?じゃあ、俺の学力が高いというのはどのタイミングで知ったんですか?」
石上の鋭い指摘に堀北は即答することが出来ませんでした。
「たまたまOAAを開いていて裏で起動していたのよ。石上くんの名前が私の予約したい時間帯にあったから、あなたで合ってるか急いで顔写真で確認したの」
すこし苦しい言い訳でしたが、石上は納得して去っていきます。
堀北はメモの犯人が石上であるとグレーよりで判断します。
もう一人のホワイトルーム生の正体
1年Aクラスの天沢一夏は、一人の生徒が待つ客室へと足を運んでいました。
「今の状況分かってる?七瀬ちゃんも堀北先輩も、それから龍園先輩も、皆が皆あんたを血眼になって探してるみたいだよ。そのまま放っておいていいの?」
待っていた生徒に天沢は問いかけます。
「これでいいんだよ。面白いように計画が進んでるよ」
「ならその計画ってヤツの詳細をあたしにも教えてよ―――拓也」
拓也と天沢から呼ばれた人物はーー1年Bクラスの八神拓也でした!!!
「ここに君を呼んだのは、真意を確かめたかったからなんだ。本心から綾小路先輩を守りたくて、繰り返し僕の計画の邪魔をしたのかな?」
八神は無人島試験にて櫛田と倉知を綾小路に襲わせましたが、天沢に邪魔されたことについて話します。
「説明しなくても分かってるんでしょ?綾小路先輩にとって痛い戦略だからだよ。七瀬ちゃん倉知くん、繋がりのない二人と争ってるシーンを撮らせたくなかったの。先輩なら上手く切り抜けただろうけど、それでも物騒な映像になることは避けられないし」
天沢は八神に対して「怒ってる?」と訊きますが、八神は綾小路の性格、読みの確かさを把握できたので良かったと言いいます。
そして堀北に出した『紙』についても天沢は触れます。
「あの『紙』を仕込んだのもワザとだったってことか」
「もちろんアレも僕の演出だよ。頑張って辿り着いて欲しいところさ」
八神はもはや自分の正体を隠すつもりはないらしく、今までは月城に妨害を受ける可能性があるため綾小路と真正面からはやり合っていなかったようです。
「けど、無人島試験も終わっちゃって2年生とやりあう機会は当分ないんじゃない?早くホワイトルームに戻ったほうが自分のためになると思うよ~」
「完璧な形で完全に叩き潰さないとね。勉強の遅れは幾らでも取り返せる」
ここでもう一人のホワイトルーム生の正体は八神拓也であることが確定します!そして天沢はホワイトルームに戻るつもりはないようですが、八神は綾小路を倒しホワイトルームに戻るつもりでした。
饒舌に喋る八神は自分の正体が見つかる危険を背負っておいて、誰よりもこの状況を楽しんでいました。
「一夏が静寂を貫いてくれることが分かったからね。完全に綾小路につく判断をしていたらもう終わらせてたよ」
「憧れの先輩と同期のよしみ、ちょっと天秤をかけるのは難しくってさ」
「安心していいよ。綾小路に勝たなければならないのは頭での勝負だからね。彼に僕が暴力を振るうことはない。僕が退学するか彼が退学するか、2つに1つさ」
そういって八神は紳士的に客室の扉を開け、天沢を帰します。
コンサートホールでの密会
綾小路は深夜2時にコンサートホールに呼び出されていました。
本来なら出歩いてはいけない時間帯に呼び出された相手は、1年前も無人島試験の後に呼び出された担任の茶柱佐枝でした!
「わざわざ俺を呼び出すなんて、どういう了見で?」
茶柱は綾小路に2学期の体育祭の前に1つ特別試験が行われると綾小路に告げます。
「いいんですか?そんな情報を俺に渡して」
この場に綾小路を呼んだのは茶柱の完全な独断によるもので、普段クラスに関心がない教師であるだけに意外な行動でした。そして茶柱は一つ綾小路に訊きます。
「おまえは、自分のクラスをどう分析する?」
綾小路は自分のクラスの分析として、学年の中で一番ポテンシャルの高いクラスであるが、Aクラスに上がるためには相当至難である分析します。ただもしAクラスに上がれるとしたら、それは最低でもクラスが一つにまとまらなければならない、そこには綾小路もそして茶柱先生も含まれます。
「あんたが前を向けるようになった時、きっとクラスは本当の意味で変わり始める」
「…そうだな」
高い天井を見上げ、茶柱は両方の目をつぶります。
このまま立ち去ろうと思った綾小路ですが、少しいつもと気分が違く、コンサートホールの壇上に上がり、ピアノを弾き始めます。曲を弾き終わると――
「ベートーベン、エリーゼのために、ですね。曲自体の難度は高くなくとも、そこまで完璧に弾いてみせるとは見事な腕前です。」
暗闇から姿を見せ現れたのは、月城でした!
「月城理事長代理、これは…」
「ご安心を。本日付けでワタシは理事長代理を解任されました。坂柳理事長が復権することが決まりましたので、今は単なる無関係な一般人。学校に報告することは致しません」
月城は次の日にはいなくなってしまうので、その前に綾小路に会っておこうと出向いたようです。
「しかしこの学校は意外と興味深い。無人島で特別試験を行えるのは、世界広しと言えどこの学校だけでしょうからね。自分の小さい頃、ボーイスカウトに熱中していた時期を思い出しましたよ。
そう言って月城は左手を綾小路の前に出します!
「今度こそお別れです綾小路くん。握手していただけますか?」
綾小路は同じように左手で握り返すと月城は満足したように頷きます。
「それでは――いずれ『また』お会いしましょう
一般的な握手は右手で行うことが多い。通常は左手の握手は失礼な好意ですが、ボーイスカウトにおいてはその意味は違うらしいです。
そして月城は去っていき、綾小路と茶柱もすぐに解散しました。
夏休み終了前 軽井沢と…
豪華客船での休日を終え、生徒はバスに乗り込み高度育成高等学校へと戻ります。
「あーあ、夏休みも今日で終わりかー」
ベッドに座る軽井沢は憂鬱そうに天井を見上げます。綾小路の恋人である軽井沢は、2学期から関係をオープンにするため、お忍びデートを定期的に繰り返しています。そして今日がその最終日となります!
「恵」
綾小路は軽井沢の隣に座ります。そして細い彼女の手を握り、柔らかな唇へ自らの唇を重ねます。
「…また不意打ちだった」
軽井沢は安心したようで名残惜しそうな瞳で訴えます。
「なら、今度は準備できそうか?」
「え?…うん……」
そう頷いた軽井沢は瞳を閉じ、綾小路は再びキスをします。今までの2回のキスと比べ、今回は5秒、10秒と長いキスを繰り返しました。
二人の時間が止まったと感じた中で、綾小路は――夏休み最終日、キスを知り一つの階段を昇りました。唇の味を繰り返し確かめながらも、綾小路の思考はその先へ先へと勝手に向かいます!
やがて別れの季節が近づいた時、この恋愛は最後の局面を迎え――極めて困難な試練に立ち向かうことが決まっているからだ。
軽井沢恵が、宿主から切り離された時に1人で立ち上がり前を向けることにある。
それがこの恋愛のカリキュラムにおいて、もっとも重要なことだ。
【よう実】2年生編4.5巻ネタバレ・感想!まとめ
よう実4.5巻ネタバレ・感想でした!
今巻もかなり重要な巻でしたね!特にいろいろと伏線が回収されて、また新たに伏線が張られました!
そしてついにもう一人のホワイトルーム生の正体が分かりました!八神拓也がホワイトルーム生とは私は少し予想出来ていませんでした!八神がホワイトルーム出身となると、櫛田と同じ中学校だという設定は嘘だったということになりますね。
次巻からは2学期が始まり、軽井沢との関係もオープンしていくので、綾小路の注目度が一気にまた上がりますね。今後もかなり楽しみです!
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【よう実】キャラクターまとめ
堀北クラス
一之瀬クラス
柴田 颯 | ||
姫野 ユキ |
龍園クラス
石崎 大地 | 金田 悟 | 山田 アルベルト |
時任 裕也 | 真鍋 志保 |
坂柳クラス
鬼頭 隼 | 山村 美紀 |
3年生
朝比奈 なずな | ||
桐山 生叶 |
1年生
卒業生
先生
坂上 数馬 | 星野宮 知恵 | |
真嶋 智也 |