【よう実】2年生編10巻ネタバレ・感想!新たな退学者が意外な人物⁉

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【よう実】2年生編10巻 ようこそ実力至上主義の教室へ
© 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

「よう実」こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」2年生編10巻ネタバレ・感想をしていきます。

10巻では2年生の3学期の最初の特別試験が描かれています。

特別試験の内容は「生存と脱落の特別試験」です。

4クラスがクイズのようなジャンル別の課題を対戦クラスにぶつけて競い合い、退学者も出るという試験です

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2年生の各クラスが繰り広げる攻防戦と新たな退学者について解説していきます。

前巻ネタバレ⇒2年生編9.5巻ネタバレ・感想!坂柳からまさかの告白が!

注意
・ここからはネタバレを含むのでご注意ください!

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【よう実】2年生編10巻ネタバレ・感想!

ここからは「ようこそ実力至上主義の教室へ」2年生編10巻の内容を簡単にネタバレをしていきます。

かなり衝撃的な展開となっているので、ネタバレが嫌な方は読むのをおすすめしません。

それでもいい方のみ読み進めてみて下さい。

3学期開始

冬休みを終えて3学期、2年生には新たな特別試験の実施が言い渡されます。

その特別試験とは「生存と脱落の特別試験」

2年生のみで行われる特別試験となっており、各クラスがジャンルを指定して難易度を選び、特定の決められた順番で対象クラスに課題を出していきます。

簡単にいうとクイズのような特別試験であり、ジャンルも勉学だけでなく一般常識的な問題もあります。

重要なのは防御側でしか得点を稼ぐことができない為、いかに問題を正解するのかとプロテクトを成功させるかとなります。

そのためには、各クラス代表のリーダーを1名選出して誰に攻撃をし、誰を守るのかを判断しなければいけません。

堀北率いるBクラスのリーダーは堀北が務めることになり、綾小路は特に何かアドバイスをするつもりはなく静観を貫きます。

差し入れの正体

特別試験が実施されると告知された翌日、綾小路の下にみーちゃんが現れ、ある相談をしてきます。

相談の内容は、以前みーちゃんが不登校になった際に毎日家の前に差し入れを置いてくれていた件です。

実は、みーちゃんに差し入れを買ってきてくれていた人物の正体は高円寺であり、みーちゃんは高円寺にお礼をしたいとのことでした。

そして綾小路はそれに付き合うという形で、みーちゃんと共に高円寺を待ち伏せます。

「私が学校を休んでいる間、扉の前にコンビニで買ったものを置いてくれていたのは高円寺君なんですか…?」

みーちゃんからの質問に、高円寺は差し入れをしていたことを認めます。みーちゃんは高円寺になんでそんなことをしたのかを問います。

「どうして?困っている人がいれば助ける、君はそういう人間ではないのかな?」

高円寺はあくまで人助けでやった行為だと言い張りますが、実は過去にみーちゃんから恩を受けていたからそれを返しただけのようです。

ただみーちゃんは高円寺に恩を与えた記憶には特になく、高円寺がみーちゃんに差し入れを入れていたのは謎のまま終わります。

一ノ瀬との密会

特別試験前の休日、綾小路の下に神崎から「いま会えるか?」という電話がかかってきます。

綾小路は神崎から話を聞くために自分の部屋へと招きますが、そこには渡辺、一之瀬、網倉の3人もいました。

どうやら一之瀬から明日の特別試験についての話がメインだったようですが、特に戦略などの重要なことは話さずに「仲間と共に勝ちたい!」「負けたくない!」などの意思表明でした。

途中からは5人で雑談となり、夕方6時を回ったことで解散することになります。

ただ全員が帰った後、綾小路のドアが鳴り一之瀬が尋ねてきます。

「ごめん綾小路くん。私携帯を忘れちゃってたみたいで…」

綾小路は「ちょっと待っててくれ」と言い、部屋に忘れてあった一之瀬の携帯を取って来て一之瀬に渡します。

携帯を受け取った一之瀬ですが、「ちょっとだけ話をしてもいい?」と玄関で話しかけます。

「2きりになる為に携帯をわざと忘れたのか?」

「綾小路くんはどう思う?」

「多分、オレが考えている方で当たってるんだろうな。置き忘れは意図的か」

そして一之瀬はゆっくりと綾小路に近づき、綾小路の胸元へとその身を寄せます。

【よう実】2年生編10巻

© 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

「これは事故だよ。…躓いて、転びそうになったのを助けてもらっただけ…だよね?」

「ああ。それを否定する材料はどこにもない」

「綾小路くんのことが好きで好きで仕方がない…。今まで恋なんてしたことなかったのに。なのに、これが最初で最後の恋なんじゃないかって強く感じている―――変だよね」

と、その時。

前触れもなくドアが勢いよく開きます!!

「悪い綾小路、ちょっと個人的な相談に乗ってもら―――」

ドアを開けたのはさっきまで居た渡辺でしたが、渡辺は二人の様子を見て何も見ないふりをして逃げようとします。

ただし一之瀬がそれを阻止します。

「渡辺くん」

「は、はいっ⁉」

「入ってくれるかな?」

綾小路は一之瀬と渡辺を再度部屋に通します。

「さっきのことだけと、アレは私が勝手にしたこと。綾小路くんに非はないよ」

一ノ瀬は渡辺に状況説明をして、あくまでも自分が勝手に抱きついただけと主張します。そして渡辺には口外しないように促しました。

渡辺もノックもしないで勝手にドアを開けたことに悪気を持っており、決して口外しないと約束をします。

「こんなことが今回の件で黙っている保証になるなんて思わないけどさ…。俺が戻ってきたのは綾小路に相談があったからで、その、だから相談ついでに、俺の中学時代の話を聞いてくれないか…?」

渡辺は中学2年生の時に同じクラスに好きな女子生徒がいて、修学旅行でも同じ班になるほど仲良くなりました。ただしかし、その女子生徒は付き合っている隣のクラスの男子と付き合っていたらしく、渡辺は告白ができず悶々とした日々を送ります。

ただある日、その女子生徒の方から電話で「好きだ」と渡辺に伝えてきます。

まだ隣のクラスの男子と付き合っていたと思っていた渡辺でしたが、実は既にその彼氏とは別れていたようです。

そして渡辺はその女子生徒と付き合うことになりましたが、3年生になった時クラス替えで別々になってしまい、さらに小学生からの渡辺の親友がその子のことを好きになってしまったようです。

結局――渡辺は電話でその子から「もう付き合えない」とフラれてしまいます。

「俺は恋愛に臆病なんだ…。もう誰も好きになんねーなんて思っていたのに、この学校に入ってすぐに別の子を好きになっちゃってさぁ…なんだかなぁって思うだろ?」

と渡辺は自身の恥ずかしい過去を二人に打ち明けることで、今日あったことは誰にも話さないと誓います。

「今日の話を聞いて渡辺君のことがよくわかった気がする。麻子ちゃんのこと、好きなんだよね。」

「うえぇ⁉なんでそれを⁉」

一ノ瀬は渡辺の恋心に気付き、渡辺の恋を応援すると約束をします。そして今度網倉と距離を詰めるために一之瀬は橋渡し役を買います。

これにより、一之瀬は今回のスキャンダルを漏らさないように保険を打ちました。

特別試験開始

特別試験当日、各クラスは試験の準備を行い、特別試験で行われる対戦クラスの発表がされます。

最初の攻撃はBクラスの堀北から始まり、Aクラスの坂柳の攻撃で1ターンが終了することになりました。

そして10ターンが過ぎたら、今度は逆回りとなり10ターンを繰り返します。

1ターン目堀北の最初の攻撃はCクラスであり、ジャンルは『英語』難易度1を選択します。

【攻撃側指名者】

「小林夢」「渡辺紀仁」「墨田誠」「二宮唯」「柴田颯」

結果は、一之瀬のプロテクトが2名と課題の正解者が2名で合計4得点を獲得しました。

その後、1週回って来て坂柳クラスから攻撃です。

1ターン目
坂柳クラスからの最初の攻撃は「計算」難易度1です。
【攻撃側指名者】
「園田千代」「市橋瑠璃」「沖谷京介」「池寛治」「牧田進」
結果は、堀北のプロテクトが2名と課題正解者が1名で合計3得点を獲得します。
続く2ターン目、
Aクラスの坂柳は「高円寺」を攻撃の対象者として選択をします。そしてこの高円寺を狙った攻撃がしばらく続きました。
今回、高円寺はサバイバル試験にて堀北と契約をしたことで自由が約束されています。そして高円寺を退学をさせないという約束もあります。
これに対して、堀北が下した選択は高円寺にはプロテクトを使わないというものでした。
堀北はあくまでも高円寺の退学を阻止することは契約としてありますが、高円寺がもつ「プロテクトポイント」を守るとは約束をしていません。
なので堀北は高円寺には早々に脱落していただき、あえて退学候補を高円寺にしようとしていました。
ただし、高円寺もそれを察して2回の攻撃までは課題を解きませんでしたが、3回目の脱落者となる課題には取り組みます。
これを見た坂柳は、これ以上は堀北を喜ばせるだけと判断して高円寺を攻撃対象から外します。
続く前半戦、各クラスは課題をこなしていき10ターンが終了しました。

前半戦結果1位:坂柳Aクラス 29点 脱落者「神室」「山村」

2位:堀北Bクラス 28点 脱落者「外村」「伊集院」「本堂」

3位:一之瀬Cクラス 24点 脱落者なし

4位:龍園Dクラス 19点 「石崎」「磯山」「矢野」「諸藤」

昼休み

ほとんどの生徒が昼休み中も必死に課題の対策をしている中、綾小路は堀北を誘い食堂に訪れていました。

すると、Aクラスの坂柳グループと龍園が近づいてきます。

「俺も混ぜてもらおうか」

龍園の乱暴な登場に鬼頭は苛立ちを見せますが、坂柳がおさえます。

「心配いりませんよ鬼頭くん。彼はお腹を空かせてここにやって来ただけ。哀れで弱り切った狼さんを歓迎してあげないと」

実際に龍園のクラスは前半戦で大幅に出遅れていました。

その理由は、龍園クラスは学力が低い生徒が多い為、課題を正解できる生徒が少ないからです。

「それにしても神室。今日消えるかもしれないってのに随分と余裕そうだな」

龍園がとった戦略は、坂柳の幹部たちに集中攻撃をすること。

これにより、神室と山村は前半戦で脱落することになりました。

「現時点で私のクラスは1位。片やあなたは最下位。その会話が成立する相手ですか?」

「俺が最下位を取っても失うのは雑兵だけ。だがおまえは、現時点で消えても痛手を負うのはおまえだ。それとも後半じゃ堀北に痛いようにやられてどうでもいい脱落者をゴミのように増やしていくか?」

龍園の狙いはあくまでも坂柳の幹部を減らすこと。

そして間違いなくそうなるだろうという口ぶりを見せます。

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「どっちを退学にするか今のうちに考えておくんだな」

後半戦スタート

後半戦最初の11ターン目、堀北クラスから坂柳クラスの攻撃は1名をプロテクトされてしまうも難易度2を選択したことでAクラスを2得点に留めます。

そして続いて坂柳クラスから龍園クラスへの攻撃。

坂柳は『スポーツ』の難易度3を選択して、最下位の龍園クラスを容赦なく攻めていきます。

ただしかし、結果をみると5名のプロテクトが成功。

龍園クラスは特別試験で初のプロテクト枠のみでパーフェクトを達成します!

さらに、次の坂柳からの攻撃もパーフェクト。

連続でパーフェクトを達成しました。

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「ククッ。どうすることもできないようだな。坂柳」

~特別試験開始直後~

龍園は一之瀬から一通のメッセージを受け取ります。

『龍園くん、突然だけど私と手を組んでくれないかな?私はクラスから絶対に退学者をだしたくない。そのためには脱落者を0のまま試験を終える必要があるの。だから後半戦は私のクラスから脱落者が出ない立ち回りをしてほしい』

この一之瀬からの提案は、前半戦に25点を保証する代わりに後半戦を協力してもらうというもの。

ただこの提案に龍園はタダで乗りません。

「脱落者を出さないことには同意をするが、25点の保証はいらない」という龍園は言い、代わりに「後半戦で必要に応じて龍園クラスからの得点を素直に受け入れること」ことを条件に出します。

この提案による狙いについて龍園は詳しくは説明はせず、一之瀬は少し迷いますが、その提案に乗ります。

~そして後半戦~

龍園は坂柳クラスからパーフェクトを続けて獲得し、一之瀬は驚愕をします。

『最初から私と手を組む必要なんてなかったのに、応じてくれたんだね。ありがとう』

『おれが善意で応じたと思ってんのか?俺にとっちゃお前が最下位になっても利益が薄いからな。必要に応じて得点のコントロール権を貰っておいただけなんだよ』

龍園の狙いは坂柳クラスを最下位に転落させること。

そのために一之瀬クラスの得点をコントロールしてその可能性を広げていました。

そして後半戦の最終結果。

最終結果1位:龍園Dクラス 69点

2位:一之瀬Cクラス 62点

3位:堀北Bクラス 59点

4位:坂柳Aクラス 53点

まさかの大逆転となり、坂柳クラスが4位という結果となりました。

新たな退学者

「どうやら今回は私の負けのようですね」

今回坂柳が負けた原因は、Aクラスの中に情報を漏らした裏切り者がいること。

その事実は特別試験途中から分かっていましたが、坂柳は対処することができませんでした。

そして敗北してしまったAクラスには脱落者の中から退学者を選ばなければいけません。

脱落してしまったAクラスの生徒は全員で5名です。

「神室」「山村」「杉尾」「鳥羽」「町田」

この5人の中から坂柳はやらばなければいけません。

「ここはくじを引いて公平に消える方を選ぶことにしましょうか」

考えても居なかった提案に脱落者からは悲鳴が上がります。

「不服ですか?生憎とどなたが消えたところで大きく差し支えませんから」

坂柳は躊躇せず、くじの結果で退学者を決めることにします。

そして5名の脱落者はくじを引いていき、「杉尾」「鳥羽」「町田」の3人はくじをクリアすることに成功しました。

そして残されたのは「神室」「山村」の2人です。

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2人は同時にくじを引き、結果、退学者となったのは「神室真澄」でした。

「決まりね。良かったじゃない山村、あんたは生き残ったってこと」

2年生3学期にて、Aクラスは初めて本当の意味での敗北を知ることになりました。

試験終了の放課後

Aクラスの教室に居た坂柳は誰かを待っていました。

「待っていましたよ、橋本くん」

「わざわざこんな場所で、しかも2人で会おうなんてどういうつもりなんだ?」

坂柳は本日の特別試験の反省会として、橋本を呼んでいました。

そしてもちろん、話はAクラスを裏切った生徒の話になります。

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「あなたですよね橋本くん、内部の情報を漏らしていた裏切り者なのは」

橋本は坂柳の言葉を否定するも、坂柳からプライベートポイントの利益を見せるように言われて観念します。

「――――ったく。やっぱり一筋縄じゃいかないか。認める。降参だ降参」

「彼に幾らで買われましたか?」

「情報量は大して高くない。50万程度さ」

「それは随分と安い裏切りの値段ですね」

ただ坂柳は一つ勘違いをしていました。

橋本を裏切らせたのは龍園の力ではなく、橋本自らが望んで龍園に情報を売ったということ。

「周囲は理解できないって言うだろうな。Aクラスを陥れて何の得があるんだって。いいや違うね、このクラスには元々勝ち筋がない。裏切らなくても将来的にはBクラス以下に沈んでいくことが決まってるんだ。だったら裏切ってでも勝ち筋を作らなきゃな」

橋本がAクラスを裏切った理由は、坂柳にこのままでは負けると知ってほしかったからです。

そして橋本からの提案は、綾小路をAクラスに引き入れるということ。これにより、坂柳と綾小路が組めば敵はいなくなりAクラスでの卒業が盤石になるというものです。

ただし、この橋本からの提案を坂柳は認めません。

「プライドを捨てて綾小路を引き抜いてくれよ。もし龍園にでも囲われたら最悪だ」

「私も龍園くんも好敵手と戦うことを望んでいる。Aで卒業するという部分に対するこだわりなど無いにも等しいんです」

この発言を聞いた橋本は目を閉じて、大きく息を吐きます。

「もしかしたらあんたのそういう部分に嫌気が差したのかも知れないな。俺はこの学校に入学した時、あんたか龍園のどっちかがAで卒業させるリーダーだと直感した。だが、どうしても奇妙な違和感がずっと拭えずにいた。でもその理由が今ハッキリとした。おまえらはAで卒業することに対して、本物の熱意がないからだったんだな」

そして橋本はこれからも妨害活動を続けていく坂柳に宣言をします。そしてなんとか坂柳を説得して綾小路を引き抜こうとします。

ただ坂柳は裏切り者をクラスに留めておく気はないらしく、今後は橋本を退学させる方向で動くと言います。

「あくまでも聞き入れる気はないってことか。だったら―――最悪は俺が姫さんを退学させるしかなくなるな。その上で俺がAクラスを支配して綾小路を引き入れる」

「よく言ってくれました。橋本くんの中で今日一番輝いていたセリフです。あなたが私を退学にさせるというのなら歓迎しましょう。どうぞやってみてせください」

これにより、Aクラスは完全な決裂が始まります。

神室との別れ

綾小路が職員室に行くと、そこには坂柳が一人その時を待ち続けていました。

「待っているのか?神室が出てくるのを」

坂柳は退学する神室を待っており、綾小路も神室とは最後となるから挨拶をしようと思っていました。

そして職員室から出来ていた神室は二人の姿を見てびっくりします。

「今日でお別れになってしまいましたからね。最後にお話をしておきたいと思いまして」

「まさか、あんたにも良心の呵責って奴が?なわけないよね。綾小路は?」

「社会科見学だ」

「は?…はぁ、相変わらずわけわかんない奴」

坂柳は神室から文句を言われる覚悟でしたが、神室は特に坂柳に対して何も思ってなく、退学するという現実を受け入れていました。

そして学校を辞めた後のことを神室に尋ねると、神室は編入性として他の高校へ入学するつもりらしいです。

「この学校に未練なんて無いんだけど、私に一つだけ約束しなさい」

「約束?何でしょう」

「私のためじゃない、クラスを裏切った奴には必ず同じ道を辿らせて。約束できる?」

神室からの提案に坂柳はもちろん「約束します」と答えます。

「そう、ならいい。悪いけどあんたとはここまで。私はもうこの学校の生徒じゃないし、面倒を見る必要もないでしょ?」

神室は最後にこう言い残し、坂柳を無視して一人靴を履き替えて寮へと帰ります。

「―――私はもうしばらく時間が掛かります。どうぞお先にお帰りください」

坂柳は綾小路に先に帰らせるようにして、一人ゆっくりと帰ることにしました。

覚醒の前触れ

神室と坂柳別れた後、綾小路はベンチにて一人の生徒を待ちます。

「もしかして私を待っていたんですか…?」

それは先ほど別れた坂柳です。

綾小路は坂柳に今の心境を訊こうとしていました。

「おまえにとっての敗北は―――いや、神室の退学は予定外だったはずだ」

「見くびらないで欲しいものです。確かに真澄さんは私の傍で2年間も働いてもらいましたが、ずば抜けて優秀な生徒でもなければ、ましてや従順だったわけでもない。そんな彼女が退学しても影響力は皆無です」

坂柳は綾小路の言うことを認めようとはしませんでした。

ただし綾小路は確信を持っているようで、坂柳にとって神室の存在は大きかったと思っています。

「おまえの誤算は神室の存在が、表面で考えているよりも大きかったことだ。他の有象無象と変わらないと決めつけ、いやそうなんだと思い込みたくて、くじ引きなんかで決定を下してしまった」

「私は…」

坂柳は今まで友人を作ったことがありませんでした。

思考レベルが低く稚拙な存在だと思っていたのでどうしても歩調を合わせることができなかったようです。

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「どうやら私の中で真澄さんは、いつの間にか友人になってしまっていたようです」

坂柳は神室の存在が大きかったことを認めます。

そしてこれに気付いたことで、綾小路は坂柳はまだまだ強くなれると確信をしました。

そして坂柳は綾小路に礼を言い、ゆっくりと寮まで帰っていきます。

学期末試験まで残り2か月半。

本当の戦いがここから始まっていきます!

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【よう実】2年生編10巻ネタバレ・感想:まとめ

以上、2年生編10巻のネタバレでした。

10巻は2年生だけの特別試験となり、各クラスのリーダの成長が見れました!

また記事では書いていませんが、伊吹がお弁当を作って堀北と櫛田に食べさせる場面や、後半戦での一之瀬クラスと堀北クラスの戦いもあったりもします。

あと今回あんまり活躍をしていない綾小路ですが、一之瀬を「興味深い対象」になりつつあると見ていたり、今後は軽井沢と一之瀬の関係に準備を進めていく描写もあったりしています。

オレンジ
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成長してく姿が見れるのがよう実の面白い所ですね!是非とも原作を手に取って読んでみて下さい。

次巻のネタバレ⇒2年生編11巻ネタバレ・感想!学期末試験に向けて動き出す!

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【よう実】キャラクターまとめ

堀北クラス

綾小路 清隆

堀北 鈴音

軽井沢 恵

櫛田 桔梗

平田 洋介

高円寺 六助

須藤 健

佐倉 愛里

池 寛治

松下 千秋

佐藤 摩耶

長谷部 波瑠加

幸村 輝彦(啓誠)

三宅 明人

篠原 さつき

王 美雨(みーちゃん)

小野寺 かや乃

山内 春樹

一之瀬クラス

一之瀬 帆波

神崎 隆二

柴田 颯

姫野 ユキ

  

龍園クラス

龍園 翔

伊吹 澪

椎名 ひより

石崎 大地

金田 悟

山田 アルベルト

時任 裕也

真鍋 志保

 

坂柳クラス

坂柳 有栖

葛城 康平

橋本 正義

神室 真澄

鬼頭 隼

山村 美紀

3年生

南雲 雅

朝比奈 なずな

鬼龍院 楓花

桐山 生叶

1年生

天沢 一夏

八神 拓也

椿 桜子

宇都宮 陸

七瀬 翼

宝泉 和臣

卒業生

堀北 学

橘 茜

先生

茶柱 佐枝

坂上 数馬

星野宮 知恵

真嶋 智也

月城理事長代行

「よう実」についてまとめているのでよかったら他の記事も読んでみて下さい!