「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するラムとロズワールの関係について解説をしていきます。
実はラムとロズワールの2人には意外な繋がりがあります。
アニメだけを見た人は少し分かりにくいと思いますので、今記事では原作で語られていることを中心に、二人の関係やエピソードについて解説をしていきます。
- ラムとロズワールの関係
- ラムとロズワールに交わされた契約
- ラムがロズワールに魔力供給を受けている理由
- ラムとロズワールの今後
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【リゼロ】ラムとロズワールの関係
ラムとロズワールの関係は、リゼロの物語を知る上で重要な関係の一つです。
一般的にラムとロズワールは雇い主と使用人という関係ですが、この2人はただの雇われただけの関係ではありません。
ロズワールがラムとレムをメイドとして雇ったのには「ある目的」があります。
ロズワールとラムの関係について詳しく解説をしていきます。
恋人関係なのか？
結論から言うと、2人は恋人関係ではありません。
原作やアニメでは、ラムがロズワールに対して好意を寄せているシーンが多くありますが、一方的にラムがロズワールに好意を持っているだけです。
ロズワールは400年以上前からエキドナに恋をしているため、ラムへの好意を抱いていません。
むしろロズワールはラムからは恨まれているとさえ思っています。
恨まれている理由には、二人が交わした契約に関係があります。
ラムとロズワールの契約
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
ラムとレムが魔女教徒に故郷を襲われた時、ロズワールは鬼の里を襲った魔女教徒を倒しました。そしてその時にロズワールは幼いラムと契約を結んでいます。
その契約内容とは、
ロズワールが持つ福音書と同じ未来の場合→ラムはロズワールに協力する
福音書が示すのと違う未来に進んだ場合→ラムがロズワールを魂ごと好きにして良い
という契約です。
頭の良いラムはロズワールがこの契約をする為に魔女教徒を倒したのだと気付きますが、その時は契約をするしかない状況だったのでラムはこの条件を飲みます。
その後、ラムとレムはメイドとしてロズワールの配下に加わりました。
魔力供給を受けている
ラムは魔女教徒が鬼族の里へ襲撃をした際に、鬼族の象徴である角を折られています。その影響で、ラムは自身でマナを得ることができません。
そのため、普段から常人には耐えられないような苦痛と倦怠感に苛まれています。
そのため日々のお勤めと称して、ロズワールがラムにマナを供給するのが日課となっています。
もしマナを供給してもらえなくても数日は耐えられますが、それ以上になると命を落とす危険があります。
【リゼロ】ラムが角を失った原因は？
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
ラムには鬼族の象徴である角がありません。
その原因は、魔女教徒による鬼の里への襲撃が原因です。
不幸な事件でもあった魔女教徒の襲撃ですが、実はこの事件にはロズワールが関係しています。
ラムが角を失った原因とロズワールの関係を解説していきます。
魔女教徒の襲撃
ラムとレムが幼い頃に、魔女教徒が鬼族の里を襲撃し、ラムとレム以外の鬼族が全員殺されてしまう事件が起きました。
実はこの襲撃は、魔女教徒が仕組んだものではなく、なんとロズワールが黒幕です。
ただロズワールは襲撃に関与していましたが、ロズワール自身が戦闘をした訳ではありません。
情報を流したりすることで、魔女教徒を鬼の里を襲撃させるよう仕向けました。
ロズワールがどのように魔女教徒に襲撃をさせるように仕向けたかなどは原作でもまだ明らかにはなっていません。
ロズワールが関係している
なぜロズワールが襲撃事件を起こしたのか。その理由はラムを手に入れるためです。
ラムを手に入れるために魔女教徒に鬼の里を襲わせて、ラムが手負いになるのを待ちました。
そして、ラムが角を折られ、レムがピンチの時に現れてラムとレムを助けます。その後、2人を引き取り、メイドとして自身を支えさせました。
この一連の計画でロズワールは、本来の目的であるラムを手に入れることに成功します。
【リゼロ】ロズワールがラムを傍に置く理由
ロズワールがラムを傍に置く理由は、「龍」を殺して強欲の魔女のエキドナと再び会うためです。
ロズワールが持っていた叡智の書には、ロズワールが龍を呼び出して、ラムが龍を殺すという記述があります。
そして龍を殺す事で、オド・ラグナ（全てのマナが行き着く場所）からエキドナの魂が解放され、再会する事ができるとロズワールは考えています。
そのため、ロズワールはラムを傍に置いています。
ちなみにレムもロズワールにとっては重要な存在であり、角を失ったラムの代わりをレムにさせようとしています。
【リゼロ】ラムがロズワールに惚れた理由
アニメでも描かれていましたが、ラムはロズワールに惚れています。
原作やアニメで、ラムがロズワールの事を好きな描写が描かれており、聖域編ではラムはロズワールに告白をしています。
ラムがロズワールに惚れた経緯について解説をしていきます。
次第に愛情が芽生える
鬼の里が襲撃されて、自身も角を失うことになった要因の一つであるロズワールをラムは憎んでいました。
しかし、ロズワールと共に長い時間を過ごしていくうちに、ラムにはロズワールに対する愛情が芽生えていきます。
なぜラムがロズワールを好きになったかは原作でも詳細には明らかにはなっていませんが、日々のお勤めなどでロズワールと深く関わることが多かった事が、ラムが好意を抱く一因になったかもしれません。
「叡智の書」を燃やす
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
第4章の聖域編では、ラムとロズワールは対立をしてラムはロズワールの持つ叡智の書を燃やします。
ロズワールのことを愛しているラムが何故このような行動を取ったのかというと、エキドナに執着しているロズワールを解放しようとしたからです。
ラムはロズワールと対立する中で、契約のことや、鬼の里の襲撃から現在までの2人が腹の中で思っていたことなど、様々な言葉を交わします。
そして二人が言葉を交わす中で、
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
「ラムは、ロズワール様を愛しています」
と自分の想いを伝えます。
ロズワールはラムに恨まれていて、契約があるために嫌々自分と一緒にいると考えていたので、ラムが告白した理由をロズワールは理解することができませんでした。
その一瞬の隙をつき、ラムはロズワールから叡智の書を奪い取り、燃やすことに成功します。
自身の道標とも言える叡智の書を失くし、呆然としていたロズワールでしたが、ラムの必死の行動と告白に最終的には心を許します。
ただしかし、ラムからの告白に対するロズワールの回答は未だに保留のままです。
ロズワールを愛しているからこそ、ラムにとっては叡智の書が邪魔だったようですね。
【リゼロ】今後のラムとロズワールの関係
ラムが福音書を燃やして自分の想いをロズワールに伝えた後からは、二人の関係は以前よりも良い方向に変わりました。
ラムはわがままを言うことが増え、ロズワールもそれを受け入れたりなど、2人の間の隔たりが少なくなったようです。
2人が気持ちをぶつけあったことが一つの要因になっているかもしれません。
特に最新の原作では、ラムがロズワールを「アナタ」と呼ぶ場面が幾度かあり、ラムが距離を縮めようとしているのが分かります。
エキドナに取り憑かれているような状態のロズワールですが、もしエキドナと再会できた時には、ラムに気持ちが向く可能性もありますね。
まとめ：ラムとロズワールの関係
以上、ラムとロズワールの関係についての解説でした。
作者によると全11章の予定のリゼロですが、現在8章まで進んでいます。
現状ラムとロズワールの関係はそこまで進んでいませんが、今後どのような関係性を築いていくか非常に楽しみです。
ロズワールの目的である、龍を殺してエキドナと再会することやラムが今後どこまで力を取り戻すのかなど本編での謎はまだたくさんありますが、ラムが幸せになれるルートになる事を願ってます。
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