「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するダフネについて解説していきます。
全身が拘束され、視界も隠されているという衝撃的な姿で登場したダフネは、一体何者で過去に何があって現在の見た目になったのでしょうか。
また、魔女の中でも2番目に危険な人物と言われているダフネの、飢餓と魔獣に関わる強力な権能とはどんなものなのか。
この記事では、そんなダフネの素顔や正体、活躍について明らかにしていきます。
・ダフネの正体
・ダフネの強さ
・ダフネの過去
・ダフネの素顔
・ダフネの活躍
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【リゼロ】ダフネの正体
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
| 名前 | ダフネ |
| 身長 | 150㎝程度 |
| 年齢 | 400歳以上 ＊見た目は14～15歳位 |
| 魔獣との関係 | 生みの親 |
| 担当 | 暴食の魔女 |
プロフィール
ダフネは、灰色の髪で両目に眼帯をしている小柄な女性です。
リゼロキャラの中でも特に特殊な見た目をしており、棺桶の中で全身を拘束されています。
見た目の不気味さとは裏腹に、性格はフレンドリーでおっとりとしており、話し方も語尾を伸ばすようなゆっくりした話し方です。
暴食の魔女
暴食の魔女とは、400年前の時代に君臨していた7人の魔女の中の1人です。
暴食の魔女と呼ばれるダフネは、魔獣を生み出し、世界に解き放つという所業を過去に行いました。
実際に、3大魔獣と言われる白鯨・多兎・黒蛇もダフネが生み出したものであり、それによるここ数百年の人類への被害は図り知れません。
ダフネの声優
ダフネの声を担当したのは、「東山奈央(とうやま なお)」さんです。
明るい性格に加え、ストイックな仕事への姿勢を常にもっており、多くのファンから愛されています。
数々の人気アニメに出演している人気声優さんです。
東山奈央が演じたキャラ・『きんいろモザイク』九条カレン
・『ニセコイ』桐崎千棘
・『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』由比ヶ浜結衣
・『ゆるキャン△』志摩リン
【リゼロ】ダフネの強さ・能力
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
ダフネは、温厚な性格にそぐわず、他の魔女たちからも危険人物だと認識されています。
その理由は、純粋に能力が高く強いからです。
ここでは、ダフネの強さや能力の秘密を明らかにしていきます。
飢餓の魔眼を持つ
眼帯で隠されている左目には、眼を見た人物にダフネの感じる飢餓感を植え付けられる力が秘められています。
実際に、ダフネの左目をみたスバルは、空腹のあまり自分の指を食いちぎるという暴挙にでました。
この魔眼の力こそ、暴食の魔女としてダフネのもつ権能です。
相手にとって強力な力である分、常にダフネ自身も気が狂いそうなほどの飢餓感に襲われていることがわかります。
魔獣を生み出せる
ダフネが魔獣を生み出し始めたのは、強烈な飢餓感から解放されるためです。
空中から魔獣を生み出し魔獣を食べることで、ダフネは飢餓感を改善させようしたのでした。
しかし、結果として飢餓感が収まることはなく、どうしようもなくなったダフネは外の世界に救いを求めるようになります。
飢餓に苦しんでいるダフネは、その後自分だけでなく世界中から飢餓をなくすために強力な魔獣を生み出し続けました。
優れた嗅覚
普段目を隠しているダフネは、その分嗅覚に優れており、一般的な人の数倍匂いをかぎ分けることが可能です。
そのため、匂いだけで相手のコンディションや物の場所まで判別することができます。
常人離れしているこの能力ですが、これは魔女としての権能ではなくダフネ自身の特殊能力です。
どこからでも食事が可能
ダフネは、体に少しでも触れれば捕食することができ、口だけにとどまらず、髪の毛や肌などどこからでも食事をすることが可能です。
触れるだけでよいため、食事の際は食器類を使わず、料理に向かってダイブするという斬新な方法で体に栄養を取り込んでいます。
これについては権能であるのかは不明であるものの、耐え難い飢餓感に襲われ続けている存在だからこそ得た力ではないかと考えられます。
【リゼロ】ダフネの過去
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
ここからは、ダフネの過去に迫っていきます。
不死にさせられる
今でこそ魔女として恐れられているダフネですが、元々は普通の町娘として生活していました。
そんな町娘であったダフネの運命が変わったのは、権力を持つ領主が不治の病にかかり、あらゆる禁忌に手を染め始めたためです。
領主は禁忌の検証をするため領民を強制的に屋敷に集め、実験体とします。
そうして、生き残った唯一の存在が不死の状態に覚醒したダフネでした。
常に飢餓感に襲われる
禁忌の実験体として扱われたダフネは、運よく生き残ったものの気が付いた時には全身を拘束されていました。
また、ものすごい飢餓感に襲われ続けるようになったことで何も考えることが出来ず、記憶も失ってしまいます。
ダフネが目覚めた場所には誰もおらず、元々あったであろう食べ物も既に食べつくした状態でした。
魔獣を食べる
飢餓感に襲われ続けていることで発狂したダフネは、空腹をしのぐために空間から魔獣をうみだし始めます。
ダフネ自身も幻覚だと考えた魔獣でしたが、感触があることに気づき、そこからはダフネと魔獣は食べ合う関係になりました。
不死の体を持つダフネは、そうして魔獣を食べることで飢餓をしのぎつつ生きていましたが、やがて外の世界に興味を持ちます。
生き延びる中で拘束を外すことにも成功していたダフネは、屋敷の中から実際に外の世界へと繰り出し、その際魔獣も一緒だったことから世界中に恐怖をばらまいたのでした。
世界中の人を危険にさらしたダフネですが、魔獣を生み出した行動に悪意はありません。
【リゼロ】ダフネの素顔に迫る
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
尽きない飢餓感に襲われ狂っていったダフネの素顔について考察していきます。
眼を隠す理由
ダフネの両目は魔眼と言われ、危険な権能が秘められています。
左目については相手に飢餓感を植え付ける力があることが判明しているものの、右目に秘められた力については明らかになっていません。
しかし、同じく魔女であるエキドナがダフネの右目のことを「左目よりも恐ろしい」と発言していたことからも、ものすごく危険な力だと考えられます。
ダフネ自身コントロールできないほど強い力であるからこそ、両目を隠し、自身を拘束しているようです。
死亡理由は枯れ死
魔女として存在したダフネは、砂の海で亡くなったとされており、それはアウグリア砂丘のことを示しているのではないかと考えられています。
なぜなら、アウグリア砂丘はリゼロ世界の中に存在している砂漠地帯であり、魔獣の巣窟と呼ばれている場所だからです。
魔獣と深い縁をもち、危険な権能も秘めていたダフネは、他の人々からも隔離された場所で最後を迎えたのではないかと考察できます。
加えて、常に飢餓感に襲われ虚弱であったダフネは、砂漠という過酷な環境で生命力を削られていったことで最終的に枯れ死した可能性が高いと思われます。
ダフネの死の意味
ダフネの死には、リゼロ世界にとって大きな意味が秘められていると考えられています。
魔女たちの中で唯一、自然の摂理に伴って死を迎えたのがダフネであり、大きな力を持っていてもなお死には逆らえませんでした。
これは、どんなに強大な力を持っていても、自然の法則には抗えないというメッセージが込められていたのではないかと考えられます。
また、ダフネに限らず魔女たちの死は、400年前の魔女の時代が終わったことを告げており、新たな時代の始まりの意味も持つ重大な出来事だったと考察できます。
【リゼロ】ダフネの活躍
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
最後に、スバルと出会って以降のダフネの活躍について解説していきます。
拘束された状態での登場
ダフネは、エキドナが中心となって開催された魔女のお茶会の際に初めて登場しました。
他の魔女たちと共に登場したダフネは、スバルのことをすばるんと親しげに呼び、会話にも応じています。
魔女たちの中でも、朗らかさと馴れ馴れしい態度が目立っていた存在でした。
ちなみに、ダフネを拘束している棺は百足棺と呼ばれる魔獣であり、この魔獣を操ることで移動を可能としています。
多兎攻略のヒントを与える
その後、3大魔獣と呼ばれる多兎に苦戦し、その攻略法をスバルが求めて来た時には、攻略のヒントを与えました。
まずダフネは、食用に魔獣を生み出したことを教え、スバルを驚愕させます。
3大魔獣を生み出した理由についても、白鯨は大きく、多兎は無限に増えてたくさん食べられるからと説明しました。
そのうえで、食べるためには命を奪うことを認めることが必要なことを語り、攻略については強い魔法使いを囮として１カ所に集め、同時に殲滅すれば倒せると助言しています。
スバルを手助けする
3度目の魔女のお茶会でまたスバルに会うダフネですが、この時サテラが登場したことでスバルが発狂する事態が起きました。
自らの命を絶とうとしたスバルに対し、助けようとする憤怒の魔女ミネルヴァとスバルの意思を尊重しようと立ちはだかる怠惰の魔女セクメトで対立が発生します。
その際、ダフネはスバルを助けるためにセクメトにとって娘のような存在である傲慢の魔女テュフォンを制圧することでミネルヴァを援護しました。
結果的にスバルはミネルヴァの治癒を受け、一命を取り留めます。
魔晶石に魂を移される
スバルとエミリアによって聖域が解放されると、他の魔女たちと共にダフネの魂も魔晶石に移されました。
それにより、体はなくとも魂が囚われた状態であったダフネは、聖域からの脱出に成功します。
魂が移されたダフネは、新たに体を手に入れてオメガと名乗るエキドナの行動に対し理性的なツッコミを入れつつ、必然的に他の魔女たちと共に行動していくこととなったのでした。
【リゼロ】まとめ
以上、ダフネについて解説しました。
世界中の人々を恐怖に陥れた暴食の魔女ダフネですが、強い力を手に入れたのも、魔獣を生み出したこともダフネが進んでやったことではありません。
ダフネは一言で言えば被害者であり、仕方がなかったではすまされないほどの影響を与えた人物であるものの過去を知るとなんとも憎みにくいキャラクターでした。
現在はオメガの持つ魔晶石の中にいるダフネが、今後どんな登場をしてくるのかに注目してみてください。
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