「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するエキドナの正体について解説をしていきます。
エキドナはアニメ2期から登場したキャラクターですが、その正体は完璧には分からないままでした。
今記事ではそんなエキドナの過去や目的、その正体を徹底的に解説していきます。
- エキドナの正体
- エキドナの過去と死因
- エキドナの目的は何だったのか？
- エキドナとヘクトールの関係
- エキドナは再登場するのか？
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【リゼロ】エキドナについて
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
| 名前 | エキドナ |
| 年齢 | 19歳(享年) |
| 身長 | 164cm |
| 体重 | ？ |
| 誕生日 | 1月24日 |
| 好きな食べ物 | ミートパイ |
| 好きな言葉 | 愛、夢、希望 |
| 口癖 | ボク口調 |
強欲の魔女
エキドナは400年前に世界を脅かしていた7人の魔女の一人です。
その7人の魔女の中でエキドナは尽きぬ知識欲をもっています。そしてこの世のあらゆる優れた知識を求めたことで「強欲の魔女」と呼ばれました。
各国の王族や世界中の人々がエキドナの知識を求めて尋ねるほどの膨大な知識量を持っており、エキドナも優れた知識を求めるため、多くの人々と触れ合っていました。
7人の魔女の中でも、もっとも強く歴史に詳しい魔女エキドナと言えるでしょう。
既に死んでいるため魂だけの存在
400年前に嫉妬の魔女のサテラによって、魔女の全員が滅ぼされています。
なので作中で登場したエキドナは精神体ということになります。
これは神龍ボルカニカによってエキドナの魂が滅ばなかったことが原因です。
エキドナの魂はロズワールの手によって墓所に封じ込まれました。
腹黒い性格
エキドナは作中では丁寧な喋り方で話すので性格がよさそうに見えますが、実はかなり腹黒い性格をしています。
エキドナはあらゆる知識を求め続ける知的好奇心の塊です。そのため、知識を得る為なら相手の気持ちなど二の次として自分の考えを優先して行動をします。
頭が非常に良い為、相手を利用していると気づかせないようにしているのが腹黒いところです。
腹黒い性格ですが、エキドナは自分の知識を頼ってくる相手には得意げに話し込んでしまうほどの話したがり屋でもあります。
エキドナの権能『叡智の書』
エキドナの権能として『叡智の書』があります。
この『叡智の書』は、読むと「知る」という過程を飛ばして「知っていた」という結果をもたらします。
この『叡智の書』は現在だけでなく未来に起こりえる出来事まで書かれているので、「新たな知識を知りたい」という欲のなるエキドナは好んでいませんでした。
エキドナの死後、『叡智の書』は2つに分けられてロズワールとベアトリスが持っています。
【リゼロ】エキドナの正体
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
エキドナの正体ですが、彼女は既に死亡しており魂だけ生き残っているのでいわば亡霊のような存在です。
享年19歳という若さで死んでしまったので見た目はかなり若いですが、魂だけ生き延びているので年齢的には400歳を超えています。
亡霊のような姿をしているエキドナについて詳しく解説します。
茶会での姿は魂だけの存在
エキドナの魂はロズワールの術式によって墓所に封じ込まれています。そんなエキドナの魂と唯一会うことができる場所が「エキドナの茶会」です。
このエキドナの茶会に招かれるには、墓所にて「知りたい！！」という強い欲求を願うと招かれます。
茶会ではエキドナの体液で作られた「ドナ茶」を提供され、これを飲むことで魔女への抵抗力が強くなります。
スバルは平気でしたが、本来、魔女であるエキドナの前に立つと魔女の瘴気にやられてしまい精神崩壊を起こしてしまいます。
肉体は聖域に封印されている
エキドナの魂は茶会にありますが、その肉体は聖域の結晶のなかに保存されています。
ただこのエキドナの顔ですが、 スバルやエミリアが見たエキドナの顔と少し違います！
魂のエキドナよりも、遺体であるエキドナは少し歳を重ねているように見えます。
この謎についてですが、作者の長月先生が解説をしています。
設定上、墓所でスバルが頻繁に出くわしたエキドナは18歳前後。墓の中で眠っているエキドナはそれより10歳くらい上の大人というイメージです。
似ているけど、別人……？ぐらいの印象でお願いできれば。#rezeroneko— 鼠色猫／長月達平 (@nezumiironyanko) March 24, 2021
つまり、魂のエキドナと遺体のエキドナは同一人物ではありますが年齢が異なります。
なぜ魂の方が若返っているのかは謎ですが、もしかしたら魂のエキドナの方は400年の歳月で知識欲が偏って人格が変わってしまったのかもしれません。
ロズワールやベアトリスが慕う大人の方のエキドナはもっと優しい人だったのかもしれませんね。
【リゼロ】エキドナの目的
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
400年前の世界で強欲の魔女として君臨していたエキドナの目的は生前と変わらず、あらゆる知識を手に入れることです。
そのためにエキドナがとっていた行動が下記のとおりです。
- あらゆる知識を永遠に手に入れる為、不老不死の研究をしていた。
- スバルの「死に戻り」を利用して知識を得る
- 破滅が目前と迫った世界を救うため術を求めていた。
どちらも無限に知識を手に入れるために取っていた行動であり、作中では「死に戻り」の権能を持つスバルに接触をして知識を得ようとしてました。
不老不死の研究
エキドナはあらゆる知識を永遠に得るために不老不死の研究をしていました。
この研究でエキドナは「魂の転写による復活」によって永遠の命を手にしようとしていましたが、途中でサテラに滅ぼされてしまったことによって研究は中断することになってしまいます。
その後はロズワールがエキドナの研究を引き継ぎ「魂の転写による復活」を成功させています。
ロズワールは自分の子孫に魂と記憶を転写して生き続けています。
スバルに接触する
エキドナはスバルの持つ「死に戻り」で何度もやり直しをさせて全ての世界線を結果を知ろうとしていました。
エキドナがスバルに近づいたのはこれが理由であり、そのためにスバルの悩みを親身になって聞いていました。
このエキドナの真の目的に気付いたスバルは「エキドナ、お前は――他人の心が理解できない奴なんだ」と心の底からエキドナを軽蔑します。
世界を救うために知識を集めていた
こちらはまだ考察の段階ですが、第6章にて世界に起こる厄災から世界を救うために行動していたエキドナの様子が描かれました。
扇動者と手を組み、天剣に戦場を与え、龍と取引きして、大願へと突き進む。
いずれ至るだろう、悲願の結論。やがて訪れるはずの、誓願の顛末。いずれ、やがて、必ず来る、大願の成就――。
「救う。救ってみせる。救う道が見える。――救う道を、識っている」
――『強欲の魔女』は届かぬ願いに身を焦がし、自身の強欲に血を流し続ける。
生前のエキドナは、世界を救うために賢者フリューゲルと同盟を結み、神龍ボルカニカとも関係を持っていたのではないかと考察されています。
これは救われた世界の先を知るためだと思われます。
【リゼロ】エキドナの死因
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
嫉妬の魔女サテラによって滅ぼされる
エキドナの死因は嫉妬の魔女サテラの暴走です。
原作ではサテラが魔女因子に狂ったことで暴走したとありますが、詳しくはまだ分かっていません。
また「嫉妬の魔女」と「サテラ」は別人格と考察されており、エキドナは「嫉妬の魔女」の人格の方に殺されてます。
友人だった他の魔女も殺されたことでエキドナは嫉妬の魔女を憎んでいます。
魂だけの存在となる
エキドナ嫉妬の魔女に殺されてしまいましたが、神龍ボルカニカの手によって魂が復活します。
神龍ボルカニカは「嫉妬の魔女の抑止力」としてエキドナの魂を繋ぎ止めました。
これによりエキドナは魂だけの存在となります。そして魂となったエキドナは他の魔女たちの魂を集め、自身の夢の中に取り込みます。
エキドナの夢の中であれば他の魔女も再現することができます。またエキドナはサテラ以外の魔女とは仲が良いです。
【リゼロ】エキドナとロズワールの関係
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
エキドナとは師弟の関係
エキドナとロズワールは師弟の関係です。
ロズワールは発魔記(はつまき)と呼ばれる病に侵されていましたが、エキドナがロズワールにキスをして体内に溜まったマナを吸い出して病を治します。
その後、ロズワールはエキドナに弟子入りをして魔法を学んでその才能を開花させます。
エキドナから叡智の書を受け取る
ロズワールはエキドナから彼女の権能である『叡智の書』を渡されます。
この『叡智の書』には所持者の望む未来が書き記されており、ロズワールは『叡智の書』に書かれている通りに行動をしています。
ただしこの『叡智の書』は複製品であり、原本はエキドナが持っています。
エキドナの実験を成功させている
エキドナの死後、ロズワールはエキドナが研究をしていた『不老不死』の研究を引き継ぎ、それを成功させています。
自分の子孫に魂を転写することでロズワールは今まで生き永らえてきました。
そしてロズワールはエキドナを復活させるために今までずっと行動をしています。
【リゼロ】エキドナとベアトリスの関係
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
エキドナとは親子のような関係
ベアトリスはエキドナが創った人工精霊です。
ベアトリスはエキドナことを「お母様」と呼んでいるので親子のような関係でもあります。
ちなみにパックもエキドナに創られた人工精霊であり、ベアトリスよりも先に生まれたので「にーちゃ」と呼ばれています。
禁書庫を守るように言われる
エキドナはベアトリスに禁書庫にていずれ来る「その人」を待つように契約を結ばせます。
そしてエキドナは所有者の望む未来の記述のある『叡智の書』をベアトリスに渡しますが、その中身は白紙となっていました。
これによってベアトリスはいずれ来る「その人」が誰であるのか分からないまま、400年以上ずっと禁書庫で過ごすことになります。
ちなみにエキドナはベアトリスが誰を「その人」に選ぶのかが知りたいからこの契約をしました。
【リゼロ】エキドナとヘクトールの関係
ヘクトールは「憂鬱の魔人」と呼ばれており、エキドナとは昔からの知り合いということが分かっています。
二人はいずれ来る世界の崩壊を救うために手を組んでいたと考察されており、良好な関係を築いていました。
ヘクトールとエキドナの関係は未だ謎が多いです。
ヘクトールの襲撃
理由は分かりませんが、エキドナとヘクトールは過去に決別をしています。これによりヘクトールはエキドナの命を狙い襲撃をするようになりました。
エキドナはヘクトールからの襲撃を逃れるために、不老不死の実験を中断して聖域を展開してヘクトールを無力化することに成功し難を逃れます。
ロズワールによって倒される
聖域を展開した後、ヘクトールがどうなったのかはまだ明かされていませんが、ロズワールが既に倒したという考察が有力となっています。
その理由としては、外伝『Once upon a time in Lugunica』にてロズワールが「ヘクトールへの復讐は自分の手で成し遂げた」と言及していたことから既にヘクトールは撃破されている可能性が高いです。
【リゼロ】エキドナは再登場する？
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Reゼロから始める異世界生活製作委員会
オメガとして復活
アニメでは明かされていませんが、 実はエキドナは既に復活をしています。
聖域編にてエミリアが聖域を解放した時にエキドナは自身の魂を「リューズ・オメガ」に定着させました。
ただし当時の魔女としての力を取り戻すには時間が掛かるらしく、現在は流浪の旅をしています。
復活した後のエキドナについては、リゼロの短編集6巻で少しだけ明かされています。もしかしたら今後原作でも登場するかもしれないですね。
襟ドナとして登場
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Reゼロから始める異世界生活製作委員会
第5章にて、アナスタシアの襟巻に擬態していた「襟ドナ」が登場しました。
襟ドナはエキドナが作り出した人工精霊であり、「エキドナ」と名乗っています。スバルはエキドナと区別するために「襟ドナ」と呼んでいます。
襟ドナはエキドナとは全くの別人であり、アナスタシアを守るために行動をしています。
【リゼロ】エキドナ：まとめ
以上、エキドナについてでした。
エキドナは自分の知識欲を埋めるために行動をしている亡霊のような存在です。協力的な姿勢を見せますが、自分の知識欲を埋める為ならどんな酷い事でもする腹黒い性格です。
そんなエキドナですが、既にオメガとして復活をしています。
エキドナに関しては、まだまだ謎が多く残されているので早く再登場して欲しいですね。
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