「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するヴィルヘルムについて解説していきます。
かつて剣聖とよばれていたテレシアとただの一兵卒の王国騎士であったヴィルヘルムは、一体どのように出会い、惹かれあったのでしょうか？
また、テレシア死亡後、孫であるラインハルトとの関係が険悪になってしまった理由とは、、、
この記事では、そんなヴィルヘルムの過去や活躍、家族について明らかにしていきます。
・ヴィルヘルムの過去
・ヴィルヘルムとテレシアの恋愛模様
・ヴィルヘルムの家族関係
・ヴィルヘルムの活躍
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【リゼロ】ヴィルヘルムについて
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
| 名前 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア |
| 年齢 | 61歳 |
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 60㎏台後半 |
| 誕生日 | 5月7日 |
プロフィール
ヴィルヘルムは、紳士なお爺さんといった見た目をしています。
己の信念のために堂々とまっすぐ生きているその生き様がとにかくかっこいい人物です。
スバルをもたじろがせるストレートな惚気を見せつけてくるほどの、愛妻家でもあります。
「剣鬼」の異名を持つ
ヴィルヘルムはかつて、「剣鬼」の名が国中に知れ渡ったほどの剣の腕前があります。
「剣鬼」とは、剣士の中でも剣技の極まった者へ贈る称号であり、「天剣」に届いたと言われているほどの誰もが認める実力者です。
後に妻となるテレシアのために、ただの一兵卒から王国騎士団長に昇り詰めるほど血のにじむ努力をして強さを手にしてきました。
ヴィルヘルムの声優
引用：株式会社ケンユウオフィス
ヴィルヘルムの声を担当したのは、「堀内 賢雄(ほりうち けんゆう)」さんです。
若手声優の育成にも力を入れているレジェンドであり、アニメやゲーム作品以外にも海外映画やドラマの吹き替えでも活躍しています。
味のある演技と渋めの甘い声が魅力的な声優さんです。
堀内賢雄が演じたキャラ・『NARUTO -ナルト-』二代目火影・千手扉間
・『ジョーカー・ゲーム』結城中佐
・『世界一初恋』横澤隆史
・『ふしぎの海のナディア』サンソン
・『機動新世紀ガンダムX』ジャミル・ニート
ちなみに、青年期のヴィルヘルムの声は、ハイキュー！などの数々の人気作品の主要キャラを演じている「石川 界人(いしかわ かいと)」さんが担当しています。
【リゼロ】ヴィルヘルムの過去
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
ここからは、ヴィルヘルムの過去に迫っていきます。
剣聖テレシアとはいつ出会い、どうやって強さを手に入れていったのか、、、。
順をおって明らかにしていきます。
亜人戦争に参戦する
ルグニカ王国北方の辺境貴族三男として生まれたヴィルヘルムは、幼少の頃から剣を振り続けてきました。
そんなヴィルヘルムは領主の息子らしくないと小言を言い続けてくる兄に嫌気がさしたことから家を出ることを決意しました。
その後、王国で身分を隠して亜人戦争に参加したヴィルヘルムは、王国騎士として「ただ一本の剣でありたい」という願いの元、ただひたすらに剣を極めていきます。
敵味方関係なく恐れるほどの戦場での活躍から「剣鬼」という二つ名で呼ばれ始めました。
戦う理由を見つける
戦いに明け暮れ、味方のことを顧みず戦って功績をあげていたヴィルヘルムに転機が訪れます。
それが、後に妻となるテレシアとの出会いです。
テレシアは、会うたびに
「花は好き？」「どうして剣を振るの？」
と幾度となく尋ねました。
始めは、花は嫌いで俺にはこれしかないから剣を振るのだと答えていたヴィルヘルムですが、何度も聞かれる中で剣を振るのは「守るため」であったことに気づきます。
味方のことも考えず戦いの際暴走気味だったヴィルヘルムは、テレシアと出会って犠牲者を最低限に収める優秀な隊長となっていくのでした。
故郷が襲撃される
亜人戦争に大きく貢献しているヴィルヘルムへ騎士叙勲の話が持ち上がった頃、 故郷であるトリアス領が亜人に責められるとの情報を得ます。
単独で急いでトリアス領へ向かったヴィルヘルムでしたが、一歩遅く故郷を守ることは叶いませんでした。
そうして敵に屈したヴィルヘルムの元へ、救世主のごとく現れたのがテレシアです。
この時、ただの少女だと思っていたテレシアが美しい剣技をもち、みんなから剣聖と呼ばれる人物であったことを、ヴィルヘルムは初めて知ることになるのでした。
ストライド・邪竜との戦い
テレシアが剣聖であることを知ったヴィルヘルムは、負けじと鍛錬を積み、強さを手に入れていきます。
そうしていく内に敵としてたちはだかったのが、傲慢の大罪司教であるストライドやストライドが召喚した邪竜などです。
邪竜との戦いでは、相棒であったグリムと共に打撃を与え続けることで邪竜浄化に貢献しています。
近衛騎士団団長となる
邪竜討伐に大きく貢献したことで、ヴィルヘルムが隊長として率いていた隊が近衛騎士団に編入することとなります。
それに伴い、ヴィルヘルムは近衛騎士団長に就任しました。
剣聖であるテレシアの代わりに王国を守るための剣となることを誓い、ルグニカ王国に仕えることとなります。
クルシュ陣営に入る
テレシアと結婚し、子どもができて、仕事も順調であったヴィルヘルムですが、白鯨討伐が実施されたことで最愛の妻テレシアを失ってしまいます。
そこから十数年、テレシアの仇を討つため白鯨を孤独に追っていたヴィルヘルムですが、白鯨討伐のヒントを見つけても、協力者もおらず、終いにはくじけ欠けてしまうのでした。
そんな時、「貴様、このままでいいのか？」と手を差し伸べたのがクルシュです。
白鯨討伐という同じ目的を持つクルシュに、ヴィルヘルムは忠誠を尽くすことを誓います。
【リゼロ】ヴィルヘルムとテレシアの関係
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
今もなお国中で語り継がれている、不器用ながら一途にテレシアを思い続けるその恋模様を明らかにしていきます。
テレシアとの出会い
亜人戦争真っ最中の頃、ヴィルヘルムが休暇の際に訪れた開発地区の花畑で偶然テレシアに出会います。
初対面ながら、互いに一目ぼれした2人は何度も花畑で合瀬を重ね、密接な関係を築いていくのでした。
順調かと思われた2人の関係ですが、テレシアが剣聖であることを知ったことで想いに変化が生じます。
テレシアを軍から解放する
自分よりも強く、剣を握りたくない想いをテレシアが抱いていることを知ったヴィルヘルムは、亜人戦争から姿を消し、2年間孤独に修業を積みます。
全ては、テレシアから剣を奪うためでした。
そうして、さらに強くなったヴィルヘルムは亜人戦争の終結記念式典が行われた際に突如現れ、剣神からテレシアを奪い取り、ただの少女に戻させます。
「お前は俺が剣を振るう理由になればいい」
ヴィルヘルムはこの言葉と共に、テレシアを剣聖ではなく、花を愛でる少女に戻しました。
最終的に、2人は無事結ばれ、互いに愛し合う幸せな人生を歩んでいきます。
2人が結ばれるまでの流れが、「剣鬼恋歌」という詩になり、王国で親しまれているようです。
新婚旅行の思い出
国中から祝福されながら結婚した2人は、新婚旅行で地竜の都と呼ばれるフランダースと商業都市であるピックタッドを巡ることとなります。
初めて地竜に騎乗してはしゃいだり、家族との時間を大切にしたりと、2人は一緒に旅行を楽しんだのでした。
ピックタッドでは、英雄であったクルガンと決闘する場面も出てきます。
ヴィルヘルムが勝利したこの戦いは、後に「ピックタッドの銀華乱舞」と呼ばれ語り継がれたのでした。
テレシアの死亡
新婚旅行から戻り、近衛騎士団長として働くヴィルヘルムは、ある誘拐事件の捜査任務にあたるため忙しく日々を過ごしていました。
そんな折り、白鯨討伐戦が実施がされることに決定します。
当初は息子のハインケルが参加予定でしたが、既にぐれていたハインケルは母に討伐を押し付け、それに対しテレシアも再び剣聖として参加することを決意したのでした。
結果、ヴィルヘルムが止めてもテレシアは白鯨戦に参加し、この白鯨討伐でテレシアは命を失ってしまいます。
【リゼロ】ヴィルヘルムの家族関係について
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
出会った瞬間から愛し合っていた2人の間にできた息子や孫たちとヴィルヘルムは、あまり仲はよくありません。
どうして家族間で確執が生まれてしまったのかをここでは明らかにしていきます。
息子ハインケルとの関係
愛する妻との間にできた息子ハインケルの誕生にヴィルヘルムは喜び、愛を注いで育てました。
幼少の頃は強い父と母に憧れを抱き、好青年として育っていたハインケルでしたが、何事も自分の思い通りにいかないことに嫌気がさしていき、性格がねじ曲がってしまいます。
愛した妻が眠り姫となってしまったり、どれだけ誠実に剣と向き合っても努力が報われないことで生活も荒れ、両親との関係もこじれてしまうのでした。
孫ラインハルトとの確執
ヴィルヘルムはテレシアが白鯨討伐で亡くなったのは、戦いの途中で剣聖の加護がラインハルトに引き継がれてしまったからだと思っています。
そのため、ラインハルトの存在を許すことができていません。
ラインハルトの意志でなかったとはいえ、テレシアへの愛が強いからこそ、この事実を受け止めきれず、今もなお疎遠な状態が続いています。
ヴィルヘルムはテレシアの死がラインハルトのせいでないことも内心分かっており、できることならラインハルトと仲直りしたいと考えているようです。
【リゼロ】ヴィルヘルムの活躍
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
テレシア死亡後のヴィルヘルムの動きと現状を解説していきます。
白鯨討伐の方法を探り続ける
テレシアの死亡から14年間、ひたすらヴィルヘルムは白鯨を追跡し続けました。
そうして、やっとの想いで白鯨の出没場所と時間のパターンを見つけ信頼する友に協力を仰ぐものの、ここでひどい裏切りをされてしまいます。
この際、裏切りによりどうしようもない憤りを抱えたヴィルヘルムに檄を飛ばしたのがクルシュでした。
同じく白鯨討伐を目指していたクルシュに助力を頼んだヴィルヘルムは、クルシュに忠誠を捧げ、クルシュの剣となることを誓います。
テレシアの仇討ちに成功
待ちに待った白鯨出没日。
スバルたちと共に挑んだ白鯨戦では獅子奮迅の活躍を見せました。
白鯨に食べられて大ピンチかと思われたところを、内部から切り裂き、華麗に白鯨を仕留めたヴィルヘルムは白鯨戦功労者です。
14年越しの悲願達成にヴィルヘルムはテレシアへの愛を叫ばずにいられませんでした。
魔女教討伐作戦に尽力する
白鯨討伐後、仇討ちに協力してくれたスバルに感謝をしているヴィルヘルムは、屋敷のあるメイザース領を襲撃している魔女教討伐戦にも参加しています。
白鯨戦に続き、己の剣一本で大活躍を遂げているヴィルヘルムです。
ペテルギウスの見えざる手に対しても、砂をまいて可視化するなどのヴィルヘルムならではの方法で次々と敵を退けていったのでした。
テレシアとの再会
王選参加者たちがアナスタシアにより水門都市プリステラに集められた際、クルシュ陣営としてヴィルヘルムもクルシュ達に同行します。
久しぶりの王選参加者各位との再会もつかの間、魔女教が水門都市を襲撃したことで戦いが始まりました。
そこでヴィルヘルムは、「不死王の秘蹟」により復活させられたテレシアと再会を果たします。
戦いの中テレシアを切ることをためらい、深手を負ってしまったものの、最後はテレシアに愛の言葉を伝え、幸せな状態のテレシアを灰に戻すことが出来たのでした。
プリステラに留まる
テレシアとの戦いの際、息子であるハインケルや孫のラインハルトもその場にいました。
残されたアストレア家の男たちは、3人ともそれぞれ複雑な心境をかかえることとなりますが、今後どう動いていくかはまだ描かれていません。
しかし、一旦そのまま水門都市プリステラに留まることにしたと考えられています。
【リゼロ】ヴィルヘルムの名言集
ヴィルヘルムは、騎士としての誇りや深い愛情のこめられた名言を数多く残しています。
そんな胸に響くセリフをここでは３つ、ご紹介します。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
「俺より弱いお前に剣を持つ理由はない。お前が剣を振る理由は俺が継ぐ。お前は俺が剣を振る理由になればいい。」
ヴィルヘルムの過去の回想シーンにて、最愛の妻テレシアから剣聖の名を継承したときのセリフ
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
「私は、、、俺は、、お前を愛している！」
白鯨にとどめを刺した直後、生前テレシアに直接言えなかった愛の言葉を十数年越しに伝えられたセリフ
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊／Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
「戦え。後悔があろうと、悔根に打たれようと戦え、戦うのだと抗うのだと、己に定めたのであれば全身全霊で戦え！1秒も一瞬も、刹那も諦めず、見据えた勝利に貪欲に食らいつけ。まだ立てるのならば、まだ指が動くのならば、まだ牙が折れていないのならば立て！！戦え！！…戦えと」
怠惰の大罪司教を追う中で多くの犠牲者を出して立ち止まりそうになるスバルに、強く在れと背中をおすセリフ
【リゼロ】まとめ：ヴィルヘルム
以上、ヴィルヘルムについて解説しました。
ただ一途にテレシアを愛し、強くなったヴィルヘルムの執念や行動力にはすさまじさを感じます。
1人の愛する女性のために努力し続けるヴィルヘルムの生き方は、国中で語り継がれることに納得できるほどかっこ良かったです。
テレシアとの別れが一段落ついた今、ハインケルやラインハルトとの関係がどう変化していくのか今後注目です。
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