「たんもし」こと「探偵はもう、死んでいる。」の原作1巻のネタバレ・感想をしていきます!
タイトルの通りヒロインが既に死んでいる設定の物語であり、その死の真相とその後の話を描いた物語となっています。
今回は原作1巻の物語をネタバレ有りで簡単にまとめています!
ボリュームが多いので前編・後編の2記事でまとめています。
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【探偵はもう死んでいる】1巻ネタバレ・感想、前編
では「探偵はもう、死んでいる。」の原作1巻の内容を簡単にですがネタバレしていきます!
今記事は原作1巻の前半記事です!
後半記事はコチラ➡1巻のネタバレ・感想後編!
学校の放課後にて
高校3年生である主人公の君塚君彦は、学校の放課後人気のない教室で見知らぬ女子生徒に胸倉をつかまれている所から始まります。
「あんたが名探偵?」
そう聞いた女子生徒の名前は夏凪渚。君彦は「人違いだ」と断り去ろうとしますが、夏凪は君彦の口の中に手を入れ阻止します!
「あたしの質問を無視するつもりなら容赦なく、あんたののどちんこを触る」
「り、理不尽だ……」
結局は指先を奥に突っ込まれ、君彦は嗚咽しながら涙を流してしまいます。
「え、しかもなに、泣いてるの?十八歳の大の男が、女の子の指先を唾液でベタベタにするだけじゃ飽き足らず、泣いて駄々をこねてまだ色んなプレイがしたいって?」
無理やりのどに手を突っ込まれ、涙が出ることはどうしようもなかった君彦は一体何の罰を受けているのか分からないでいましたが急に!
「ああ、そっか。そうだよね、抱き締められたかったんだよね」
夏凪は自分の胸を君彦の顔に押し付けてます!
君彦は何が何だか分からなかったが、夏凪の胸から聞こえる心臓の鼓動に懐かしさを感じます。そして無理やり拘束を振りほどき夏凪の話を聞くことにします。
助手と依頼人
数分後、トイレで手を洗った夏凪は君彦に
「一つ、依頼がしたいの」
「それよりまず、俺に言うことは?」
「あたしの指を汚したことを謝ってほしい」
「俺が謝るの!?」
理不尽な言い草に抗議する君彦ですが話していくと、ドSだと思われた夏凪は実はドMなのではと疑います。確認のために君彦は
「愛されるより?」「愛したい」
「縛るよりも?」「縛られたい……」
「今月ピンチで」「あたし出すよ。いくら必要?」
「ドMだった……」「な……!」
意外な事実を知った君彦でしたが、夏凪は机を叩き本来の目的である依頼内容に関して話を戻します!
「人を、探しているの」
真剣なまなざしで問う夏凪ですが、君彦は「自分は名探偵ではない」と言います。ですが夏凪は大量の新聞記事に君彦が事件を解決している記事を見せつけます。それは『振り込め詐欺を未然に防いだ高校生』や『通学途中に二人もの命を救う!』などの記事でした。
そして夏凪は君彦を説得して
「探偵役引き受けてくれるの?」
「いや、探偵にはなれない。だけど…助手でいいなら引き受ける!」
そして君彦は夏凪の依頼に協力することになります。
この心臓は、誰?
夏凪の言う探している人とは、夏凪の心臓の持ち主でした!
どうやら夏凪は幼いころから心臓に疾患があったらしく、1年前に心臓を移植されてようやく退院することが出来たようです。そしてその日から夏凪の頭の中でその心臓が誰かに会いたがっていると感じているようでした。
君彦は元の心臓の持ち主が誰かに会いたがっているのだと推理して、後日とある場所へ行くことを決めます!
加瀬風靡ふうび
「よぉ、久しぶりだな、くそがき。やっと自首する気になったか?」
後日、二人が向かったのは警視庁でした!そこには赤毛のポニーテール姿の女性でいかにも警察官らしくない人がいます!彼女の名前は加瀬風靡。どうやら本物の警察官です。
「なにもやってないですよ。むしろ最近また窃盗犯を捕まえて表彰されたぐらいだ。」
「この町で起こる犯罪、その第一発見者の七割がお前だぞ。自作自演を疑われても仕方ないと思うが?」
「そういう体質なんですよ。俺は」
どうやら君彦が新聞などで記事になったのは偶然その場に居合わせることが多かったようです。君彦はこれを“巻き込まれ体質”と言っています。小さいころから何かと事件に巻き込まれていたようです。
そして君彦は加瀬に夏凪のことを相談し、ある場所へと連れて行かれます。
警視庁から別荘へ
車で十五分ほどしたところに別荘と呼ばれる刑務所へと連れて行かれた君彦達はある人物へと会いに行きます。
そこで会いに行く人物は君彦も知っている人物で人間を辞めたおっさんでした!正真正銘人間ではない男で名前を《コウモリ》と呼びます。
「随分久しいなぁーー名探偵」
「残念ながら、俺は名探偵じゃないけどな」
二人は知り合いらしく、その《コウモリ》と呼ばれる男は人造人間だそうです。《コウモリ》は目が見えないらしいですが、その代わり耳が非常に発達しており、百キロ先の人の話し声さえも聞こえるようです。
そして君彦は《コウモリ》に夏凪のことを話し、夏凪の心臓の音を聞かせて今まで出会ってきた人間の心臓をデータベースにかけて一致するものがあるかどうか調べるようでした!
「ハハッ、もう四年になるのか。懐かしいなぁ…そうだ、ちょっと昔話でもしないか」
どうやら《コウモリ》はその心臓の音に聞き覚えがあるようで、昔話を始めます!
4年前の過去~上空一万メートルにて~
ここからは四年前の過去編になります。
中学二年生であった君塚君彦は、上空一万メートルの雲の上の飛行機で、黒ずくめの男たちの頼みにより怪しいアタッシュケースを運ばされていました。断ったらどうなるか分からなかった君彦は黒ずくめの男に従い己の運命を嘆いていると…
「お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?」
まさか飛行機内で聞かれるような質問ではないと思っていた君彦でしたが、隣の席に座っていた同年代ぐらいの可愛らしい女性が手を挙げて言います。
「はい、私は探偵です」
これが主人公の君塚君彦と探偵であるシエスタの出会いでした!
するとその少女は、
「ちょうど良かった。君――私の助手になってよ」
「は?」
答えるよりも早く、手を引かれた君彦は少女に連れられて飛行機の奥へと進みます。
何がなんだか分からなかった君彦でしたが、道中にお互い自己紹介した後、二人は狭いコクピットへと入ります。
中へ入るとパイロットの一人は青ざめており、副操縦士は意識を失ってその上に胡坐をかいたもう一人男がいました!
胡坐をかいた男は、先ほど登場した《コウモリ》であり、どうやらハイジャックをしていたようです。
シエスタは《コウモリ》に目的を聞くと、
「俺がこの飛行機を乗っ取った理由を推理してみろ。見事正解したら、機長の首をへし折るのを辞めてやる」
この瞬間―乗客600人の命は、一人の名探偵に託されました!
4年前の過去~シエスタVSコウモリ~
《コウモリ》はデスゲームとして楽しんでるようでしたが、シエスタは少し会話した後すぐに答えを出します!
「あたなは暇で暇で仕方がないから飛行機を乗っ取った」
臆さずに行ったシエスタに対して《コウモリ》は笑い、なんと自分の負けを認めます。
「思った以上にあっけない結果だったが、まぁいいさ。目的は既に果たした、ここらで引いておこう」
自分の罪も認め、飛行機から降りたら自首する気もあった《コウモリ》に対してシエスタは、《コウモリ》の本当の目的も言い当てます!
「おそらくあなたは、誰かの指示でこのハイジャックを実行している。そしてあなた自身も、墜落する飛行機と共に死ぬことを命じられている―違う?
でもあなたは、本当は死ぬのが怖くて、死にたくないから、死なずに済む理由付けに、私たちを使ったんでしょ?」
「どうしてわかった?」と聞いた《コウモリ》に対して、シエスタは「最初から知っていたから」と答えます。どうやらシエスタは《コウモリ》の存在もハイジャックを企てていること、さらにはその仲間のことも全て知った上で飛行機に乗っていました。
「一流の探偵っていうのは、事件が起きる前に事件を解決しておくものだから」
それを聞いた《コウモリ》は頭を掻きむしりながら棒立ちし、その頭部の耳から鋭利に尖った触手のようなものが生えてきます!
そしてシエスタの肩を貫き、肩から血を流してしまいます
「やっぱり予定変更だ。お前だけはぶっ殺す」
4年前の過去~シエスタVSコウモリ、その2~
何が何だか分からなかった君彦はシエスタにあれは何だと聞きます。
「《人造人間》だよ。あの男は秘密組織《SPES》の構成員。奴らは人智を超えた力で《人造人間》を生み出し、裏から世界を脅かしてる。」
そして《コウモリ》は試作品である《耳》を盗みだして無理やり体に定着させたことで、組織からペナルティをくらっているようでした。何もかも知っていたシエスタに対して《コウモリ》はシエスタの死体を手土産に持って帰るほうが得策だと考え、再び触手を暴れさせます!
シエスタは君彦を抱えたまま大きく跳躍して避けていきます!ただそんな物騒に乗客は気づかないはずはなく一瞬でパニックとなってしまいます!
《コウモリ》は触手による攻撃を繰り出していきますが、シエスタは攻撃を全て避けていきます。ですが体力は消耗しており、《コウモリ》も耳で心拍音を聞き分けているようでバレてしまっているようでした。
劣勢だったシエスタでしたが、ここで君彦があることに気づきシエスタにある物を渡します!
それは君彦が黒服から運ばされていたアタッシュケースの中にあったマスケット銃であり、それを受け取ったシエスタは銃で触手を撃ち抜きます!そして《コウモリ》の喉に銃を突っ込み――
「はい、今ここであなたは死にました。これであなたが、お仲間に命を狙われることはなくなった。だってあなたはもう、ただの死人なんだから」
「てめぇ、なめてんのか」
銃を引いたシエスタは《コウモリ》のことは始末せずに、信頼できるツテもあるようで日本の警察に匿ってもらうことにします!
「俺は執念深いんだ。これだけコケにされた仕返しは必ず果たす!」
「それは無理だね。さっきあなたに撃ち込んだ《紅い弾丸》は私の血から作られててね?その血を浴びた者は、決してマスターに逆らうことが出来なくなる―つまりは、あなたの触手は二度と私に攻撃することが出来ない。」
こうして飛行機内でのハイジャック事件は終わりました。そして最後に君彦は気になった事をシエスタに聞きます。
「その弾丸に施したっていう特殊な細工。…そんな時間どこにあったんだ?」
「そもそもあのアタッシュケースを君に運ばせる指示を出したのは私だもの」
「最初から俺はお前の手の中か!」
ここからシエスタと君彦は探偵と助手となり、三年にも渡る冒険譚が始まります。
心臓の持ち主
随分と長くなってしまったが、これが《コウモリ》と君塚君彦と探偵の出会いでした。
昔話を終え、夏凪は君彦もだいぶ特殊な環境にいたことに驚きます。
そして危険人物である《コウモリ》は、話を戻し夏凪の心臓の音を聞いて既に目星はついていると言い、触手を耳から出して夏凪に向けますが、夏凪の身体に触れる前に崩れ落ちます。
そして君彦は、
「――シエスタ、おまえなのか」
君彦は夏凪の腕に抱かれた時に感じた懐かしさと今触手が夏凪の前で崩れ去ったことで、夏凪の心臓はシエスタの心臓を移植したものであると気づきます!
新たな名探偵
刑務所を離れた二人は、風靡さんに礼を言います。そして君彦は夏凪に言わなければいけないことがあると言い
「その心臓が誰の者であろうと、夏凪は夏凪の人生を生きていいんだからな」
夏凪は照れながら「ありがとう」と返します。
風靡さんと別れ、帰り道を二人で歩いていると眼帯を付けた中学生ぐらいの女の子が急に話しかけてきます!
「あの、わたし実はアイドルをやっていて…わたし名探偵さんに解決してもらいたいことがあるんです!」
「悪いけど、俺は探偵じゃなくて……」
それとなく断ろうとした君彦でしたが、夏凪が新たな依頼人に
「ごめんね、このやる気なさそうな男はただの助手なの。探偵なら、ここにいる。あたしが名探偵――夏凪渚」
夏凪はシエスタの意思を継ぎ、名探偵になることを決めました!
斎川唯
「――わたし、斎川唯っていいます。アイドルやっています!」
急に話しかけてきた眼帯を付けた女子中学生の女の子は、いま日本で注目の歌って踊れる女子中学生アイドルでした。そして夏凪に依頼したい依頼内容は
「時価三十億円のサファイアが盗まれるのを、未然に防いでほしいんです!」
君彦は斎川の口を思いきり手で塞ぎ、
「三十億円なんて言ってないよな?な?痛っ…あっこら逃げるな!」
「な、ななな、なにをするんですかいきなり!わ、私をだれだと思ってるんですか!」
「落ち着け斎川。確かにお前の唾液は俺の両手にべったりくっついていたが、それをあとで楽しんだりはしない。」
「うわあああ!探偵さんかと思ったら変態さんでした!」
これが斎川と君彦たちとの出会いでした!
斎川の家にて
後日改めて会うことになった斎川と君彦たちは斎川の家に招かれます。斎川の家は家というよりお屋敷のような感じの豪邸でした!どうやら斎川はお金持ちのお嬢様であり、幼いころに両親を亡くしてからはアイドルとして活動しているようです。
そして屋敷に招かれ君彦たちは斎川に具体的な依頼内容を聞きます。
依頼内容は、時価三十億円のサファイアを守ることであり、ある日斎川宅に『斎川唯のドームライブ当日、時価三十億円のサファイアをいただく』という手紙が届いたそうです。
サファイアは宝物庫にあるらしく、ライブ当日は斎川の方に警備が行くため屋敷は手薄になってしまうとのことでした。一応警察にも届けたが、予告状だけでは取り合ってくれず名探偵に頼ったそうです。
そして君彦たちはライブ当日は屋敷の宝物庫を警備することとなります。
実地調査
斎川から依頼を受けた君彦は翌日、一人でCDショップに訪れ、斎川の歌っているCDやDVDを購入します!依頼人に関する情報を集めることも仕事の一つと考え、モニターに映る斎川のライブシーンを見ていました!
すると後ろから急に「君塚さん!」と話しかけられます。
背後にいたのは斎川唯であり、どうしてここにいるのかと聞かれます。実地調査で来ていた君彦でしたが、斎川も自分の出したシングルCDがどれだけ手に取ってもらえるのかを実地調査していたようでした。そして互いに軽口を交わした後、斎川は君彦に、
「ふふ、果たしてわたしの魅力たっぷりのDVDを観てからも同じセリフが言えますかね?」
「ただのDVDに妙なイメージをまとわすな。それじゃ俺は帰るぞ」
二人はそこで別れ、一人帰っていた君彦はスマートフォンを取り出しある人へ連絡します。
「あー、今ちょっといいですか――風靡さん」
ライブ前日
数日後の土曜日、ライブ前日を控えた斎川は会場場所となるドームでリハーサルを行っていました。君彦と夏凪もリハーサルに顔を出すことになっており足を運んでいました!
「急げ、夏凪。そろそろリハが始まるぞ!まったく、タオルもサイリウムも持ってきてないと言われた日には聞いてあきれたが、まさかリハの開園時間に間に合う気すらないとは…それでもファンか?」
「いやファンじゃないから」
そして君彦は斎川のグッズを全て身に着け、夏凪を捲し立てます!
「ぜんぶ、唯にゃのライブツアーグッズだ」
「唯にゃ⁉」
完全にファンとなっていた君彦に夏凪は飽きれます。そしてリハーサルが始まり斎川の歌にコールをする君彦を見て夏凪はドン引きします!
そして斎川唯の歌も終盤に差し掛かってきたところにサングラスをかけた全身黒ずくめ男がステージに入り込んできます!
怖がる斎川でしたが、間一髪斎川に接触する前に、男は警備スタッフに取り押さえられ事なきにおえます。
「しかし何が起こるか分からんな。明日は宝物庫の警備も大事だが、この会場のセキュリティもしっかりとしたほうがいい。」
君彦は斎川にドームのセキュリティも強化するように忠告します。
ライブ当日
「奇跡のサファイア」が盗まれる当日、君彦と夏凪はタクシーに乗ってある場所へと移動していました。
「君塚…昨日の話、本当なのよね?」
どうやら昨日リハーサルにて君彦は斎川が隠している秘密に気づき、夏凪にも報告していました。そして君彦はその秘密を確かめるために斎川のファンとして振舞っていたようです。
そして二人は屋敷の警護ではなく、目的地である斎川唯のドームライブへと向かいます!
ドームに到着した二人は斎川のライブ会場へと足を踏み入れます。ライブも後半でヒットメドレーで畳みかけている所でした。
君塚は斎川唯が十八番の曲である『さふぁいあ☆ふぁんたずむ』でとあるパフォーマンスをするのがきっかけで事件が起こると予想していました。そして曲が始まり出来るだけ斎川の近くに近寄る君彦はある人物に問いかけます!
「コウモリ!敵はどこにいる!!」
するとスマホのメッセージにて『➡』と表示され、斎川は一番のサビの部分で左目につけている眼帯を外します。そして君彦は
「時価三十億円の奇跡のサファイアとは、斎川唯の左目のことだ!」
と言い、それがトリガーとなっていたようで斎川に向かってボウガンの矢が飛んできます!君彦は斎川を抱きかかえて避け、無事に事なき終えました。
事件の真相
斎川はライブ終了後、二人を楽屋へ呼び謝ります。
「わたしが、最初からお二人に話しておくべきだった情報を隠して、勝手に一人で判断して、その結果、こういう物語になってしまったんです。お二人にはいっぱい迷惑をかけてしまいました。」
「…えっと。まだあたし、完全には理解できてないんだけど…説明してもらえる?」
まだよくわかっていなかった夏凪に斎川は真実を告げます。
まず斎川の左目は義眼であり、幼いころから左目が見えなかった斎川に対して両親が与えてくれたのがサファイア色の義眼でした。当時の斎川はそのあまりもの美しい義眼に魅入られ自分に自信が持てるようになり、アイドル活動を始めました。
ですが三年前、両親は事故で亡くなり、斎川に残されたのは大きな家と使い道もない額の財産と左目だけが残されます。なので左目は斎川にとってかけがえのないものであり、普段は左目を人に見せてまわるものではないと考え、眼帯をして人に見せないようにしていましたが、大きな舞台の一瞬だけ左目を見せるようにしていました。
なので二人には左目のことは隠していたようです。ちなみに『奇跡のサファイア』は本当に宝物庫の中にあるので、犯人の狙いはそっちであると勘違いもしていたようです。
本当の真実
斎川から隠していた義眼のことを聞いた君彦は、最後にもう一つ斎川に問います。
「なぁ斎川。俺と夏凪を殺せなかったペナルティについては大丈夫なのか?」
その瞬間、斎川の顔からすべての色が消え失せました!そして君彦は話を続け
「斎川唯――お前は最初から、犯人たちと組んで俺と夏凪を殺そうとしていた。そうだな?」
「そんな…なにか証拠でもあるの?」と夏凪が聞くと君彦のスマホが鳴り、風靡さんから『今しがた、斎川邸に仕掛けられていた爆薬を全て撤去した』と報告が入ります。
どうやら犯人の目的は、斎川の左目であるサファイアの義眼と斎川邸で警護している君彦と夏凪の命だったようです!
そして斎川はどうやら脅されて君塚君彦を始末するように言われていたらしく、斎川は君彦たちを売ったようです。
「けどな、斎川。あいつらはそんなに甘くない。奴らは俺たちの命もろとも、お前の左目も奪おうとしていた。」
「でも、どうして?」
「義眼…そんな生易しいものじゃないんだよ、そいつは」
君彦は護身用で持っていた拳銃を斎川に向けます!
「わたしの《左目》は、あなたたちに渡しません!」
そして同じように斎川も君彦に拳銃を向けます。
左目の真実
拳銃を向け合う両者。そして君彦は斎川が騙されて君彦たちが左目を狙う敵であるとそそのかされていることに気づきます。
「いいか斎川。俺たちを殺しても無駄だ。殺した後で、お前の《左目》は本当の敵によって奪われる」
その問いに否定する斎川ですが、ここで君彦は斎川の《左目》の真実に触れます!
「その義眼は…人造の左眼は、物体を透視することが出来る。そうだな、斎川?」
君彦はこの一週間、斎川のテレビやライブ映像を見た結果、眼帯をしているわりにあまりにも不自由ない動きばかりしていると思っており、リハーサルの時に斎川を襲った男も君彦が用意したダミーであり、危険を察知した斎川は死角からでも反応するのか確かめていました。
そしてすべての手の内を明かした君彦は斎川にもう一度説得して銃を降ろさせるようにします。斎川も本当の敵は君彦たちではないと分かっていたようですが、どうすれば《左目》を守れるのか分からず迷っていました。
そこで間に入って話に入ったのは夏凪でした!
「あたしたちね、この件が無事に終わったら海に行く予定を立ててたの。それでね、よかったら斎川さんも一緒に行かないかなと思って。つまりは友達にならないかなって――そういう話なんだけど」
夏凪は斎川の心に訴えるように話します。これに対して斎川は
「仮に…友達になったって…なれたって、なにも問題は解決しない。それどころか、余計に迷惑をかけることになります」
震える斎川の一瞬の隙をついて君彦は彼女から拳銃を奪い取り、
「斎川。お前があいつらに狙われているというんだったら、俺も同じだ。迷惑なんて言うな。むしろ標的仲間だ。いっそ同盟でも結んだほうが都合がいい」
「…助けてくれるんですか?」
「ああ助ける。だから斎川も、俺たちを助けてくれ」
SPESに立ち向かう仲間として君彦は改めて斎川に「仲間になってくれ」と頼み、斎川は涙を流し
「――はい、喜んで」
と、十四歳の無垢な笑顔で答えます!
続き➡【探偵はもう死んでいる】1巻ネタバレ・感想後編!
【探偵はもう死んでいる】実際に読んで見た感想!
以上「探偵はもう、死んでいる」1巻のネタバレ前半でした!
ヒロインであるシエスタが既に死んでいるという設定は斬新ですね!1巻前半は多少ミステリーな要素もありましたが、どちらかというとファンタジー要素が強いですね!今回記事ではすべてを書けませんでしたがコンスタントに笑える要素もあり、テンポも非常にいいので非常に面白いかったです!
まだシエスタの死の真相などは描かれていませんが、今後はもっと過去編が出てくると思われます。
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【探偵はもう死んでいる】キャラクターまとめ
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