【探偵はもう死んでいる】原作5巻ネタバレ・感想前編!SPESとの決着

探偵はもう、死んでいる。
オレンジ
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どうもオレンジです。

「たんもし」こと「探偵はもう、死んでいる。」の原作5巻のネタバレ・感想をしていきます!

前巻では、新たな調律者の《巫女》であるミア・ウィットロックが登場しました。未来を視る力を持っており、シエスタが生き返る未来があることが分かります。そんな時、シードが日本へと攻めてきて、斎川を連れ去り、夏凪が死亡してしまいました。そして君彦は絶望していたところに復活したシエスタが登場して終わります。

ボリュームが多いので前編・後編の2記事でまとめています!今記事は原作5巻のネタバレ・感想の前編の記事です。

後編➡5巻のネタバレ・感想後編!

「探偵はもう、死んでいる。」のまとめページはコチラ

注意

・ここからはネタバレを含むのでご注意ください!

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【探偵はもう死んでいる】5巻ネタバレ・感想、前編

では「探偵はもう、死んでいる。」の原作5巻の内容を簡単にですがネタバレしていきます!

今記事は原作5巻の前編の記事です!

後編記事はコチラ➡5巻のネタバレ・感想後編!

1年越しの再会

「少しは落ち着いた?」

「…ああ」

君彦はいきなり現れたシエスタに半ば強制的に風呂に入れられることなりました。

「にしても4年前と同じアパートで暮らしてたとはね」

脱衣所から聞こえるシエスタの声は少し笑っていました。

「まさか、は俺の台詞だ。…お前は《シエスタ》じゃ、ないんだよな?」

「バカか君は」

そんな懐かしい台詞が脱衣所から鋭く飛んできます。

そこにいるのは正真正銘のシエスタ本人でした。

「シエスタ、お前は」

――一体どうやって目を覚ましたのか。君彦はそんなことを口に出そうと思いましたが、それは飲み込みます。訊かずと分かっているからです。

それはシエスタも分かっており、それをふまえてここにいるようです。

「だから今私がやるべきは、仲間を助けること。そのためにも一刻も早くシードを倒す」

シエスタは6年も前からの悲願を口にします。

「私は大切なことを忘れていた。六年前、渚と出会っていたこと、目の前でアリシアを失っていたこと。その過去だけは消してはいけなかったのに」

一枚、扉を挟んだ向こうでシエスタは静かに語ります。

「もう、忘れない。奪わせない。迷わない。負けない。だからねぇ、君。もう一度だけ私の助手になってほしい」

君彦は4年前のことを思い出し――

「――ああ。もう一度、俺をお前の助手にしてくれ」

そしてシエスタは斎川を救う方法を考えます。

「シードは昔から完璧な器を欲し続けていた。だけどその筆頭候補であった私やヘルではない、斎川唯を器に据えるためにはなんらかの準備が必要な可能性が高い。きっとまだ、助けられる余地はあるはずだよ」

「!そうか、じゃあ」

「大丈夫、唯のことも当然救うよ」

この言い方に君彦は違和感を覚えます。

「斎川、も?」

君彦の心臓が高鳴ります。そして長い沈黙の後――シエスタは

「私は、夏凪渚を諦めない」

次の目的

「シエスタどういうことだ?」

風呂から出た君彦はシエスタに「夏凪を諦めない」といった件について訊きます。

実は君彦は風靡から夏凪の死を告げられた時、君彦は夏凪の死を信じられなくなって病室を飛び出し一人の医者と対面します。その医者は病院の院長であり、とある病室にて人工呼吸器をつけている夏凪の姿を見ていました。

『――夏凪渚は今、脳死状態にある』

夏凪はまだ生きていると思っていた君彦でしたが、現実は脳が完全に機能を停止した状態の脳死であり、回復の可能性はゼロだととも言われます。人工呼吸器と投薬によってかすかに心電図は動いているものの、それからは夏凪の様子が急変し面会することは出来なくなりました。

「渚の現状を確認することもできない、と…」

「今の夏凪の状態は分からない。ただ、夏凪がこうなるに至った経緯を知っている人間なら、心当たりがある」

「それって…」

「ああ、お前の後輩――ミア・ウィットロックだ」

そこから君彦とシエスタはミアと会うことを決めます!

ミアは日本にいるようで、予測した未来が変わった時には、それを直接確認するために現地を訪れるようです。今回の未来が変わった原因は、まさしくシエスタが生き返ったことです。

二人は車にてミアの下へと向かいます。

「少し急げるか?《シエスタ》」

車を運転するのは、かつてのメイドバージョンである《シエスタ》であり、彼女もシエスタと共に帰ってきていたようです。

「君彦に指示されるとやはり癪に障りますね」

《シエスタ》の身体は本物のシエスタへと返されたことで、今の《シエスタ》は全く新しい肉体です。それでも見た目はシエスタと瓜二つの見た目のままであり、違いがあるとすればメイド服であるのと髪留めがついてないことぐらいです。

そして本物のシエスタは運転席に身を向けると――

「それじゃあ、君の名前も考えないとね」

「名前を、つけていただけるのですか?」

《シエスタ》はパチパチと目を瞬き、ミラー越しにシエスタを見ます。するとシエスタは後部座席から身を乗り出し、《シエスタ》に髪の毛にヘアピンをつけこう言います。

「君の名前は、ノーチェス」

ミアとの再会

目的地に着いた君彦はミアへと会いに行きます。場所は日本の首都を一望できる電波塔の展望台です。

「いきなり会いたいだなんて、やっぱりあなたは節操なしなのね」

ミアは巫女装束を身に纏っていました。君彦は夏凪に件とは別にシードの出現を観測してもらおうとも思っていました。

ミアは少し離れたところから君彦に向き合い「…あなただけ?」と尋ねます。

「シエスタならここにはいないぞ」

ミアの肩がわずかに跳ねます。ミアが日本に来た本当の目的はシエスタに会うことだとは君彦も分かっていました。

「ここに来る途中でちょっとした事件に巻き込まれてな、シエスタは今その処理に当たっている」

「相変わらずってことね」

ミアはため息をつくと、君彦にここに来た本当の目的を訊きます。そして君彦は一つ息を整えてからミアに告げます。

「シエスタは、夏凪の心臓によって生き返ったんだな?」

それは君彦もシエスタも言葉を交わさずとも辿り着いていた答えでした。

「そう。夏凪渚はその可能性に気付き、私に言った。もしも自分が死ねば…この心臓を持ち主に返せば《名探偵》は生き返るのか、と」

一週間前のロンドンにて夏凪は覚悟を決めていたようで、君彦にも『どんな手を使ってでも、シエスタを取り戻してみせる』と約束をしていました。

「…ミアは引き留めなかったのか?」

「ええ」

「っ、なぜ…!」

「だって!未来を変えるっていうのはそういうことでしょ!」

大きく息を震わせる彼女はポロポロと涙を流しながら激昂します!

「それがどんなに辛い選択でも、本当に叶えたい願いがあるのなら、私たちは…!」

ここで君彦は納得します。君彦自身がミアに依頼したことであり、共にシエスタを取り戻そう、と。その為に新しい未来を探してほしいと頼んだ結果、これが結末であったと。

「私は渚に訊いた。怖くないのか、本当にそれでいいのか。そしたら彼女は『借りてたものを返すだけ』だって。これが正しいルートだって」

ミアはそれが正しいとは思いませんでしたがしかし、夏凪の選択を否定することができませんでした。

「だから私はセンパイに合わせる顔もない。センパイの願いも裏切って私は、夏凪渚の激情を優先しようとした。だから――」

「――それは違うよ」

その時、第三者の声が展望台に響き渡ります。ミアが振り向いたその視線の先には1年ぶりに会うシエスタの姿でした。

「久しぶりだね、ミア」

「セン、パイ…」

ミアは白髪の名探偵を呆然と見つめます。

「泣き虫な所は変わってないみたいだね」

「…センパイの前でそんなに泣いた記憶はないけど」

するとシエスタはミアの方に一歩踏み出します。しかしミアは表情を歪め、自分はシエスタに会う資格はない考えているようでした。

「ごめんなさい。また私は《名探偵》の賭けを止められなかった。それが間違いなのかもしれないと分かっていて、どうすることも出来なかった。私は、私は…っ」

「それは違うよ。まず一つ謝らなければならないのは私の方だよ。ごめん、ミア」

ミアは「どうして、センパイが」とシエスタの意図が読めないでいました。

「昔、私のわがままに付き合わせてしまったせいで君に辛い思いさせた。そのことを今、改めて謝罪したい」

それは1年半前、シエスタが自分が犠牲になることで、《聖典》を敵に盗ませさせる作戦を立てていたことで、ミアにも協力を要請していました

「センパイは《調律者》として使命を全うしようとしていただけ。ただ、私にはその覚悟がなかった」

「だから、それも違うよ」

シエスタはミアの腕を掴むと、強い口調でこう主張します。

「だって、まだこのルートは終わりを迎えてない」

その言葉にミアは目を丸くします。

「確かに渚の犠牲によって私は生き返った。でも、ここで終わりだなんて誰が決めたの?」

そうしてシエスタは展望台の上で宣言します!

「私は絶対に夏凪渚を救ってみせる」

シエスタはそう言って誓います。

「…本当?」

「うん、私はハッピーエンドの物語が好きだから」

シエスタはミアのうしろめたさを振り払い、その後はミアはシードについての未来の話になります。

しかしミアにはシードの未来が観測ができませんでした。

「いや、仕方ない。そう都合よく見たいものが見られるわけではないことは分かっている」

「それも、そうなんだけど」

「どうした?言いにくいことか?」

するとシエスタはその原因は君彦にあると言います。

君彦がシエスタを生き返すという未来を変えた結果、ミアはシードの未来が観測出来なくなったと…。

「あなた達が未来をかき乱した結果、もはやシードとの攻防に関して定まったルートは存在しない。どちらが勝つのか、その過程を含めて私に観測出来ることは何もない」

ミアの結論は、未来を視とおす《巫女》の力であってもその結末は見通すことは出来ないとのことでした。しかし――

「それはつまり、まだ負けと決まったわけでもないってことだ。そうだろ?シエスタ」

「うん――そのために、私は帰ってきた」

すると君彦のポケットから着信があり、そこに表示されていたのは加瀬風靡でした。

『ようクソガキ、そろそろ布団から出た頃か?』

「風靡さん。やっぱり俺たちは、夏凪をまだ…」

『――君塚君彦。希望にすがる暇があったら武器を取れ』

その瞬間、君彦とシエスタは激しい頭痛と吐き気に襲われます。君彦と同じくシエスタも胸を押えながらこの謎な現象に顔歪めます。

「これ、は?」

『来たぞ、敵が』

床に落としてしまったスマートフォンから風靡の声が聞こえてきます。

すると今度は遥か遠くで爆音が鳴り響くのが聞こえます!

「今度は、なんだ…」

やがて頭痛は収まり、外の景色に目を向けると――

巨大な《触手》がビル群を襲うさまを目撃します!

植物都市

「なんだ、これ…」

しばらくして謎の体調不良から回復した君彦とシエスタは、電波塔から現場へと駆けつけていました。

それは、辺りのビル群に、巨大な触手のような植物の根が茂っており、おびただしい量のツルが意思茂っていました。そして走行中だった車は交通事故が起き、煙と炎が上がっています。

また触手は一般人すらも巻きこんでおり、逃げ遅れた人を触手で攫っていました。触手は高い商業ビルが巨大な樹木へと向かっており、その上部には熟れた果実のような物体が張り付いています。

「斎川唯がいる」

シエスタはどこから取り出したのか双眼鏡を覗き込みながら、そのビルの上部を指さします。

「あの巨大な《果実》の中に斎川唯と、それから複数の民間人が囚われている」

「無事なのか!?」

「ぐったりしてるように見える。もしかしたら意識を失っているのかも」

シエスタは囚われた民間人はおそらく養分であり、それを吸い取って斎川唯という器を育てていると予想します。

君彦は急いで斎川を救出しに行こうとしますが、その瞬間――君彦は地面から伸びたツルによって階段が破壊され落下していきます。

「助手!」

君彦は《種》を飲んだことで多少上部となった身体を信じ落下をしますが、気が付くと君彦は誰かに抱えられていました。

「よお、くそがき。これでお前はアタシに一生頭が上がらないな」

そこには赤髪の刑事である加瀬風靡が君彦を腕の中にすっぽりと抱きかかえていました。

「…何百キロの衝撃だと思ってる?」

「お巡りさんを舐めるな。アフリカゾウぐらいなら片手で抱えられる」

そして遅れてシエスタが到着します。

「久しぶりだな、名探偵」

風靡はシエスタの様子を見て二ッと笑います。

シエスタは死後に風靡に迷惑をかけたことに謝罪と感謝をしつつ、現在の状況について訊きます。

「何の前触れもなく突然らしい。街のど真ん中のビルを突き破るようにして大木が生えたかと思ったら、あちこちで地割れが発生。そして植物が人を襲い始めた」

警察もパニックに陥っているようです。

「《SPES》を倒すことはあくまでも《名探偵》に課せられた使命。《暗殺者》がそれに手を貸すことは本来なら許されないはずだけど」

「手を貸す?違うな。アタシはただ、おまえらの尻拭いをしてやっただけだ」

そう言い風靡は君彦とシエスタを見て、意地の悪い笑顔を浮かべます。

「ただまあ、今は一旦《暗殺者》の方は休業だ。民間人の避難の誘導は任せて、お前らは斎川唯の救出と敵を叩くことに専念しろ」

風靡はサバイバルナイフを君彦に託し、警察官としての仕事に戻ります。

「助手、行こう」

そしてシエスタと君彦は大樹と一体化しつつある商業ビルを目指すことにします!

シードとの最終決戦 君彦

君彦とシエスタがビルへと向かう途中、ヘリがビルへと飛んでいきます。するとヘリはどこかから長く細い触手によってヘリの尾翼を捕まられ墜落していきます。

墜落場所は君彦とシエスタとは少し離れた所でしたが、君彦はその爆風と黒煙で目が開けられませんでした。そして落ち着いた後、シエスタはマスケット銃を構えており、その先には敵であるシードがいました。

「――久しいが、変わらないな」

「そういうあなたは、会うたびに違う姿をしてる」

シエスタは6年前に初めてシードと出会っており、それ以降はシードが変態する姿を見ていましたが、今ここにいるシードは君彦が一週間前に出会った姿と同じです。

「器はじきに完成する。今は、この生存本能を邪魔する外敵を排除することとしよう」

そうしてシードは臨戦態勢となり、触手を出して君彦とシエスタに向けます。

「どうする、シエスタ」

「大丈夫、私に考えがある」

するとシエスタは君彦を担ぎ上げ、地面に突き刺さる触手を躱しながら空を飛び、君彦をシードの背後に目掛けて投げ飛ばします!

「理不尽だ…」

「唯のことは頼んだよ」

君彦はそのままビルの入り口に転がり込み、「お前は行動と説明がいつも逆なんだよ」とぼやきながらも「十分で戻る」と言い、斎川の救出へと向かいます。

エレベーターもエスカレーターも使えない状態であったので、君彦は階段で最上階へと向かいます。そうして遂に屋上まで辿り着き、扉を蹴り破って入ります!

「斎川!」

数メートル下を向くと、例の巨大な果実がビルの壁面に張り付いており、上から覗き込むと球状の赤黒い果肉に囲まれて眠っている斎川の姿がありました!

君彦は風靡から預かったサバイバルナイフで茎を一本一本切り離していきます。しかしそうして試行錯誤していると――ビルの隙間から触手が君彦を襲ってきます。

「おいおい勘弁してくれよ」

すると君彦のスマホから着信があり、その瞬間――避けられそうになかった触手が銃弾によって弾き飛ばされます!

「助かった、シャーロット。」

『このぐらい、なんてことないわ』

着信先はシャルであり、シャルは五百メートル先の方向から触手を狙撃していました。

「シャル、怪我は大丈夫なのか?風靡さんからはなにも…」

『あの人がワタシの世話を三日も焼くと思う?』

妙に説得力がある言葉で君彦は納得します。

『ワタシもまだ、大丈夫じゃないからこんなことしか出来ないけど』

「ここまで手助けしてくれたら十分だ。でも、どうやって病院からそのビルまで?」

『あの子がここまで運んでくれてね』

シャルの言うあの子とはノーチェスのことであり、シャルはシエスタのこともノーチェスから聞いているようです。君彦はシャルに安全な所に避難するよう頼み、電話を切ろうとすると…

『キミヅカ。仲間を頼んだわよ』

「ああ、分かってる」

そして通話を切り、君彦は斎川の下へと急ぎます。

斎川の下へと辿り着いた君彦は斎川と果実を繋いでいた茎のような物を断ち切り、斎川をゆすって起こします。

「…君塚、さん?」

「ああ、君塚さんちの君彦だ」

そう言い君彦は斎川をお姫様抱っこしてその場から離れます。

「助けに、来てくれたんですか?」

「俺も助けられながらな」

「…相変わらずですね、君塚さんは」

斎川は呆れたように苦笑します。

「いいんですよ?たまにはオチを作らなくても」

「かっこつけてもいいのか?たまには」

「ええ、でも格好なんてつけなくても」

斎川は君彦にしがみつき小さな声で呟きます。

「君塚さんは最初からずっと格好いいです」

シードとの決戦 シエスタ

「シエスタ!」

それから戦場に戻ってきた君彦は、ビルから離れた場所でシエスタを発見します。シエスタは額や肩に少し浅い傷があるものの自分の足でしっかりと立っていました!

「思ったより早かったね。私の見立てではあと二時間は戻ってこないかと」

君彦はあの後、斎川を風靡さんに預け、安全な場所に移しています。

「で、シエスタ。そっちの今の状態は?」

「今から第二ラウンドってところかな」

目の前には鎧が砕けたシードが立っています。どうやらシエスタはこの十分間の間、シードと互角に渡り合っていました。

「斎川には二度と触れさせない。お前の味方となる《人造人間》ももはやいない。シード、お前の野望はここで断つ」

「――ああ、知っている。故に先ほどその《種》は回収し終えた」

シードは既に斎川から種を取り除いており、今度はシエスタを狙っていました。

「これは一年前のやり直し。今の私の胸には心臓があって、現状は肉体も無事。つまりシードは今度こそ私を器に据えようとしている」

そしてシードから再び触手が襲いますが、シエスタはそれらを踏み台のようにして空を走り、シードに向かいます。

「聞いたよ。コウモリとの戦闘によって陽の光を浴び、致命傷を負ったこと。それによって、あなたの細胞の再生能力は上手く働かなくなっている」

そしてシエスタはさらなる仮説をシードに告げます。

「あなたは仲間に能力を分け与えるうちに弱体化しつつある」

シードが行っているのはあくまで力の譲渡。能力を配下に分け与え、地球上に《種》をまいているうちにシード自身の力は弱まっているとシエスタは気づきます。

「――理解に苦しむ。なぜ俺がわざわざ力を失い、それをクローンに分け与える真似をしなければならない」

「それがおまえの望みだったからだろ」

君彦はシードすら忘れているかもしれないその願いを告げます。

「本当はただ、子孫を生き残らせるためのものだったんだろ?」

シードの触手が君彦に向きますが、シエスタがそれを阻止します。

「――つまり。この生存本能は俺のためのものではないと?あれらを生かすために備わった者に過ぎないと?」

「なにが不思議なんだ?だってお前は親だろ、あいつらの。だからお前は自分の子に力と、そして感情を分け与えた」

シードはクローンを生み出すにつれて力と感情を失い、やがて本来の目的も忘れ、気づかぬうちに人間性を喪失していたと君彦は告げます。

「だからシード。お前の望みは決して自分が生き残ることではない。あくまでも子である《種》がこの星に生き残ることだ」

シードは全てを理解したように立ち尽くし「――そうか」と声を漏らします。

「子孫を残すこと。それがこの身に課せられた宿命であるならば、なおのことここで死ぬわけにはいかない」

シードは太い触手を背中から一本増やすと、それを己の腹に突き刺します。直後シードからこぼれた体液地面に広がっていき、そこから巨大な四足歩行の生物へと変わっていきます。

それは――生物兵器《ペテルギウス》でした。

「――ガアアアアアアアアアアアアッ!」

全長十メートルあろうペテルギウスはシエスタと君彦に突進していきます!二人は全速力で走りながらそれを躱し、ペテルギウスは背後にあったビルへと衝突します。しかしすぐに向き直り再び突進を続けてきます。

すると空から風靡の援軍か、それとも正式なる軍の手配かは分かりませんが、何機もの戦闘用ドローンがミサイルをペテルギウスに向けて発射します!

「――ゴギャアアアアアアアアア」

しかしペテルギウスにミサイルは効かず、ペテルギウスは全身から伸ばした触手で上空を飛ぶ無人機を狙います。

君彦とシエスタは瓦礫の山に潜り込み熱風から身を守ります。

「この銃弾が通れば」

その瞬間――シエスタは動き、かつてコウモリにも使った武器である紅い弾丸でシエスタを狙うことを出来なくさせようとします。そしてシエスタはペテルギウスの下へと駆け出しますが――

次の瞬間、ペテルギウスには見えないはずの眼球がこちらを見たのが分かり、シエスタの撃った紅い弾丸もはじかれ触手がシエスタを襲います!

「っ、シエスタ!」

君彦は気づいたら先に足が動いており、シエスタに覆いかぶさりますが、それで敵の攻撃を全て防げるわけではありませんでした。

君彦は己の最後を覚悟しましが、聞こえてきたのはここにはいないはずの声でした。

「やっぱり、キミはボクのパートナーになるべきだと思わない?」

軍装に身を包んだ少女はペテルギウスを紅いサーベルを薙ぎ払います。

「ああ、それも悪くないな――夏凪ヘル

シードとの決戦 ヘル

突如現れたヘルは、持っていた赤いサーベルでペテルギウスの前足に大きな傷を負わせます。そしてペテルギウスの後ろには、未だ回復しきれていない大きな切り傷を負ったシードが倒れています。

「生きてたんだな、夏凪」

君彦は夏凪が生きているという希望が見え足が震えます。

「安心するのはまだ早いよ。ボクはあくまでもボクであって、ご主人様――夏凪渚ではない」

ヘルは目を細めそんな現実を告げます。そんなやり取りをしているとシエスタがヘルに声をかけます。

「ヘル、どうして君がここに?」

「お父様の号令をボクも受けてね。キミたちも心当たりがありと思うけど?」

それは電波塔にて聞こえた、耳鳴りでした。君彦とシエスタも種を取り込んでいたのであの現象に陥ったようです。

ヘルはシードからの号令を受けて、夏凪の身体に眠る種が再び覚醒始めたことで意識を取り戻したようです。

「だけど今、君の心臓は」

「それにこたえるよりまず、これをどうにかしないと」

ヘルが見つめる先には深手を負ったことで生存本能を脅かされ、怒りに震えてるペテルギウスがいました。

「その赤い弾丸を撃ち込みたいなら、まずはあの固い鱗を破壊する必要がある。さて、どうしようかメイタンテイさん」

「やっぱりどうあっても君とは仲良くなれそうにないね」

シエスタはため息をつきますが、「だけどお願い、ヘル。私に道を切り拓いてほしい」と告げます。ヘルも「うん、キミにお願いされるのは実に気持ちがいい」と言い、二人は共闘することに…!

前足を負傷したペテルギウスは足を引きずりながらその巨体で突進をしてきます!

ヘルは一瞬で姿を消すと、次の瞬間にはペテルギウスのもう片足に斬撃を加えます。そしてシエスタもペテルギウスのかけた鱗の個所に銃弾を撃ち込みます。

「それで、ヘル。今、君はどうやって動いてるの?」

シエスタは戦いながらヘルに訊きます。

「ボクは。ボクたちは今、あの子の命を借りている」

そう言いヘルは一人でペテルギウスの懐に突っ込んでいきます。君彦をシエスタは「あの子」と聞いてある人物が思い浮かび納得します。

「ヘル。お前のその左胸にあるのは、アリシアの心臓なんだな」

「そう。ボクたちは今、彼女の鼓動によって生かされている」

ヘルによるとアリシアの心臓は《SPES》の実験施設にて保管されていました。それはアリシアもシードの器候補であったため特別な処置を受けて遺されていました。

「アリシアの心臓はシードのDNAを受け継いでいる。だからこそ、お前の身体にも適合したんだな」

「そういうことになる。ただ、この心臓はあの子が十二歳だった当時のもの…まだ成熟しきっていない以上、あまりこの身体で無理は出来ない」

と、ここまで大立ち回りをしてきたヘルが言います。シエスタは「ごめん、アリシア」と当時アリシアを助けてあげられなかったことをヘルに謝り、ヘルはアリシアの代わりにアリシアの最後の言葉を伝えます。

「ボクの名はヘル。コードネーム、ヘル。黄泉の国を統べる王として、キミに伝える。覚えてくれて、ありがとう」

そしてペテルギウスの触手が再び動き出しますが、シエスタの紅い弾丸を浴びたため触手はめちゃくちゃな方向へと彷徨ってシエスタに攻撃することができませんでした。

「六年分の物語もそろそろクライマックスだね」

「ああ、ボクたち全員の手で今、終わらせよう」

シエスタとヘルは互いに剣と銃を握り、ペテルギウスに立ち向かっていきます。

一瞬たりとも気を抜けない命のやり取り。しかしそれも終焉を迎えます。

「…はぁ、はぁ、君のペット、しつけが出来てなさ過ぎない?」

「…。…はぁ、手の掛かる子の方が、可愛いとも言うからね」

そんな軽口を叩く先で、ペテルギウスは倒れていました。二人の共闘によってペテルギウスを倒しましたが、まだ終わりではありませんでした。

倒れた怪物の傍らに、ゆらりと人型のシルエットが現れます。その姿はシードであり、いつの間にかシードの傷は再生しており、シードは自身の触手をペテルギウスに伸ばしエネルギーを補充していました。

「ヘル、なぜ今、貴様はそちら側に立っている?使命はどうした?このまま我ら《種》を絶やすつもりか?」

シードは一年ぶりに会った元右腕になんの感情もなく伝えます。ヘルはシードに少し近づき言います。

「最初からそのつもりだった、と言いたいところなんだけど。残念ながら、ボクではこのメイタンテイには敵わない。さっきの戦いを通して、すぐ隣で見ていて分かった。今のボクでは、彼女に致命傷の一つも与えることは出来ない」

そしてヘルは「お父様、ボクたちの負けだ」と言い、この戦いに終止符を申し出ます。

「――ならばヘル、俺の器になれ」

しかしシードが告げた言葉は違いました。それが使命であるとシードは告げ、ヘルに命令を下します。

「断る」

そう答えたのはヘルではなく、シエスタでした。ヘルは「なぜ、キミが?」と疑問の眼で理由を問うと、「私が嫌だから、嫌なの」と、どこか子供っぽい口調で言います。

それを聞いたヘルは笑い、晴れやかな表情になります。

「ごめん、お父様。いや、シード。今のボクが選ぶのは、隣人が笑ってくれる未来だ」

ヘルは片手に持った剣をシードに向けて言い放ちました。

そしてシードとの最後の決戦が始まります。

シードと決戦 決着

ペテルギウスからエネルギーの回収を終えたシードの肩からは巨大な触手が伸びていました。君彦とシエスタとヘルは臨戦態勢に入ります。

「――まずは右耳、これはもう必要あるまい」

刹那、シードの右耳が弾け飛びます!すると触手が巨大な銀の剣のような形状に変化します。シエスタの銃弾とヘルの剣はその職種によって防がれ、一方的な防戦を強いられることとなりました。

「次に左眼、これも不要だ」

するとシードの瞳からふっと光が失われます。すると今度は触手が十数本に分裂します。それらは意志を持ったようにシエスタに襲い掛かります。

シエスタはマスケット銃でなんとか応戦するも防戦一方となります。

「あとは右眼。これも捨てよう」

するとシードの右眼に宿っていた紫色の光も失われ、今度は君彦たちの足元が大きく揺れます。

地表にまかれた《種》が再び芽吹いたのか、地面に地割れが起き君彦は割れた地面に足を取られ、地下から出てきた触手に右足を串刺しにされます。

「…ッ。痛ッ、てぇ…」

「助手!」

シエスタは君彦に駆け寄ろうとしますが、無数の触手に阻まれ、ヘルも同じように割れた地面に足を取られつつも触手と必死に打ち合っていました。

君彦はなんとかナイフでいばらを断ち切り抜けだしますが、今度はシードの触手が君彦の身体を貫き黒い鉱物を抜き取ります。

「これを託した相手はお前ではない。返してもらおう」

シードは君彦から抜き取った《種》を取り込むと、無数にあった触手がいつの間にか一本に集約され、まるで大蛇のような姿へと変わりました。

シエスタはなんとか触手をかいくぐり、君彦の下へと駆け寄ります!

「…おまえ、俺のこと好きすぎだろ」

「…バカか、君は」

君彦はそんな軽口を叩くも、アスファルトの上で苦痛に顔を歪めます。

「――やはりそうだ。貴様らヒトには感情なるものが存在するがゆえに、そのように命の危機に晒す。生存本能が脅かされる」

「お前にだって、感情はあっただろ…」

腹の痛みで意識がもうろうとしている君彦に向かってシードは告げます。

「生存本能を守るために感情は必要がない。いや、あってはならない。だからこそ、この身は進化の過程で切り捨てたのだ」

シードにとって感情は生存本能を脅かすものでしかないと理解し、それを喪失したことで正しい進化の在り方であると考えているようです。

「――あなたはまだ、感情を失ってなんかいない」

そう言ったのはヘルでした!

「あなたはあの日、夏凪渚に一太刀を浴びた時にこう言った『お前もか、ヘル』と。あなたはボクの反逆に驚き、そして悲しんだんだ」

ヘルがそういった瞬間――地面から生えていた植物が一斉に枯れ始めます。

「あなたが信頼を置いてくれたボクが、あなたに代わって言う――お父様、あなたは決して怪物なんかじゃない!人間になりたかったあなたが怪物であるはずがない!瞳を失って、力を失って、命を削って、そうしてまでして子を守ろうとしていたあなたのその感情の名は――」

瞬間――シードの右肩から伸びた触手がヘルの左肩を突き刺します。

「お父、様…」

「ダメ。あれはもう、シードではない」

シードの意識は既に《種》に乗っ取られていました。

「ミギミミ、ヒダリメ、ミギメ、アトハ、オマエ自身ノ意識ダ」

シードの肩から生えた大蛇のような触手が喋っていました!シード自身に意識はなく、まるで今の身体の自由をあの大蛇が司っているようです。その大蛇はシードに根付いていた生存本能そのものようでした。

そんな大蛇はまだ立ち上がれない君彦とシエスタに襲い掛かり、ヘルはそれを庇うようにして君彦の前に立ちはばかります!

ヘルは大蛇の毒牙にかかり負傷します。そしてヘルは膝をついてしまいます。

「安心してほしいんだ、お父様。もうこんなことをしなくても、あなたが最初に抱いていた生存本能はちゃんと満たされている」

ヘルは地面にサーベルを突き刺し、それを支えにしながら起き上がります。

「あなたが残したかったものは、確かにこの星で生きている!サファイアの瞳、ルビーの剣、鉛の心臓――そのどれもがこの世界で!」

シードが残したかったのは《人造人間》だけではなく、人の心すら見通すサファイアの瞳、激情という焔を灯したルビーの剣、死してなお砕けることのない鉛の心臓。それらすべてが、本当はシードが守りたかったものでした。

「あなたが拘り続けた生存本能は、子を守り通した愛情として、確かな遺産となってこの星に残り続ける!その遺志だけは決して死なない!」

それはシードが最初に抱いていた生存本能でした。そして失われてしまった感情の名前でもあります。

「…ッ!余計ナ、真似ヲ…!」

大蛇は自身の宿り主を一瞬睨むと、巨大な大蛇でヘルを迎え討ちます!ヘルはサーベルで防御するも大きく後ろに投げ出されてしまいました。

「…少し、無茶しすぎたかな」

ヘルはまだアリシア心臓が定着してそこまで時間が経っていなくむしろここまで動けたのが奇跡なほどで、身体に力が入らなく膝をついてしまいます。

「悪い、ヘル。寝てたら遅くなった」

「さすがはボクのパートナー。助けに来てくれたんだ」

ヘルは君彦の手を借りて立ち上がります。

「――行くのか」

すると君彦はヘルがこれからなにをしようとしているのか察したような一言を告げます。

「うん。キミも、パートナーのもとへと行くといい。きっと助太刀が必要だよ」

そして最後ヘルはシードのもとへと向かう前に、一瞬だけ君彦の方へと振り向きます。

「生まれてきて、よかったと思っている」

そしてヘルは「ご主人様のことは頼んだよ、君塚君彦」と告げ、シードのもとへと行きます!

「全ての責任はボクが引き受ける」

戦場を走るヘルは、持っているルビー色の剣に力を込め、目の前にそびえたつ大きな大樹にそのままシードごと突き刺します!!

「――ヘ、ル?」

「お父様、還りましょう。ボクらのいる世界へ」

「――ああ、少し、疲れたな」

そんな普通の人間のような言葉を最後聞いて、ヘルとシードはゆっくりとまぶたを閉じます。

エピローグとプロローグ

シードとの決着から一週間が経ちました。

植物に支配された都市で君彦とシエスタそしてヘルは世界の危機である《原初の種シード》との戦いに勝利を収めたもの、その代償は大きくありました。

夏凪渚に宿ったもう一人の人格であるヘルは、自身の肉体に残った全ての種の力と自らの意識までをも紅い刃に注ぎ込み、シードと共に大樹へと封印されました。その大樹は未だなおあの都市にて人類を見下ろすように聳え立っています。

『そう。世界の危機はこれで一つ去ったのね』

「ああ。あれから一週間経ったが、シードの封印が解ける気配はないそうだ」

君彦の電話の先は調律者であるミア・ウィットロックです。ミアは調律者として世界の危機を救った君彦にお礼を言い、そして君彦たちの怪我について訊きます。

君彦に関しては触手によって腹をえぐら、本来であれば生死の縁をさまようような重症でしたが、以前シードの種を取り込んだ影響か驚異的な回復力によって傷はほとんど塞がっていました。

「どちらかと言えば、シエスタの方が重傷でな」

シエスタは戦場で触手に首筋を噛まれ、大きな傷を負っており、病院へと搬送され、今日になってようやく面会の許可が許されるぐらいの深い傷でした。

『じゃああなたが会いに行ったら治るんじゃない?』

「それも予言か?」

『女の勘』

君彦は「そうかよ」と言い、電話を切ります。

そして君彦は病院にてシエスタが眠っている部屋へと向かいます。

「よお、調子はどうだ?」

君彦が部屋のドアを開けるとそこにはベッドに上半身を起こしたシエスタとベッドの近くの椅子に腰かけたシャルの姿がありました。

「ん、シャルも来てたんだな」

シャルはさっきから無言のままで、ちらちらとシエスタを覗き見ていました。そんなシャルを見た君彦の疑問を読み取ったシエスタはシャルに代わって解説します。

「いざ久しぶりに私に会ってみたら、急に恥ずかしくなってどう接したらいいか分からなくなったらしい」

「マ、マーム!言わないでください!」

シャルは相変わらず膝に視線を落としたまま、顔をリンゴのように赤らめます。

するとシエスタはそんな愛弟子の姿を見て、優しく声をかけます。

「悲しい思いをさせて、ごめん」

シエスタは以前君彦にも謝った時のようにシャルにもそう言うと、そっとシャルの頭を撫でます。

「…う、…マーム、マーム…!」

そうしてシャルは大きく目を見開くと、やがてすぐに瞳に涙を浮かべ、子供のように泣きながらシエスタに抱きつきました!

「私抜きで勝手に楽しい会を開かないでほしいです!」

そうしているとやがて斎川が病室に入ってきます!斎川は車イスに乗っていました。

「よお、もう大丈夫なのか?」

「ええ、ばっちり!とまでいきませんが、元気です!」

そして斎川の車イスを押している、かつてのメイドバージョンの《シエスタ》であったノーチェスの姿もありました。

「相変わらずメイド服が板についてるな」

「そう言う君彦の目の付け所こそ相変わらずですね」

と、君彦とノーチェスがそんな会話をしている一方で

「こうして直接顔を合わせるのは初めてだね、斎川唯」

「初めまして、シエスタさん。世界一さいかわなアイドル、斎川唯です!」

斎川とシエスタはこうして二人で会うのは初めてでした。

そしてシエスタは君彦を見つめます。

「でもそっか。これが今の君の仲間なんだ」

数年前に比べると確かに仲間は増えました。しかしここにはもう一人足りない人物がいることで君彦はその言葉に首を振ります。

「もう一人、仲間外れされたら誰よりも怒るやつがいてな」

その少女の名前は夏凪渚であり、夏凪の身体はアリシアの心臓を移植に成功して、ヘルのとして一度は目覚めていました。しかしヘルが自分の意識をシードと共に封印したことで、彼女の肉体に夏凪の人格が目覚めることはありませんでした。

夏凪はけがの治療を終えてもなお目を覚まさず、今も別室にて眠り続けています。

「もちろん忘れてないよ」

そしてシエスタは君彦に向かって左手を差しだします。

「だから助手、仲間を助けに旅に出よう」

シエスタには考えがあるらしく、ある人物と会うようでした。

「私たちの命を救った――闇医者に」

続き➡5巻ネタバレ・感想後編!

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【探偵はもう死んでいる】原作5巻前編の感想!

以上「探偵はもう、死んでいる。」5巻のネタバレ前半でした!

今回でついに《SPES》編が終了です!シードとの決着もつき、ヘルはシード共に封印されるという結果となりました!シードの生存本能はヤバかったですが、最後はヘルによって綺麗に終わった感じです!シードも本当は悪い奴ではなかったようですね。

しかしまだ目覚めていない夏凪はどうなるのでしょうか⁉そして他の調律者の動きも気になる所ですね。

気になる5巻ネタバレ後編はコチラ➡【探偵はもう死んでいる】5巻ネタバレ・感想後編!をご覧ください!

「探偵はもう、死んでいる。」のまとめページはコチラ

【探偵はもう死んでいる】キャラクターまとめ

主人公サイド

君塚君彦

シエスタ

夏凪渚

斎川唯

シャーロット・有坂・アンダーソン

SPES

シード

ヘル

コウモリ 

調律者

シエスタ

加瀬風靡

スカーレット

スティーブン・ブルーフィールド

リローデット

ミア・ウィットロック

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